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J-GLOBAL ID:201202295158334965   整理番号:12A1602670

都市道路粉塵の吸入性画分の成分特異的毒性懸念

Component-specific toxic concerns of the inhalable fraction of urban road dust
著者 (6件):
資料名:
巻: 34  号:ページ: 689-696  発行年: 2012年12月 
JST資料番号: D0706A  ISSN: 0269-4042  CODEN: EGHEE3  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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連続的な世界的都市化が,汚染の増え続ける生態学的足跡を引き起こす。これら汚染物のひとつ,道路粉塵(RD)はミクロンサイズのフラクションに存在する可能性のある発癌性成分や毒性成分による健康問題を起こす。文献(HookerとNathanail Chem Geol 226:340-351,2006)はRDに存在する痕跡の毒性金属および半金属の濃度に関して報告しているが,その分子組成についての報告は少ない。白金族金属の生体受入れ性についての最近の報告がある(Colomboら)。in vitroと動物毒性研究は吸入粒子の化学組成がその毒性,遺伝毒性および発癌機構に主要な役割を果たしていることを確認したが,成分特異的な毒性効果はいまだ良く理解されていない。粒子に結合した空中の遷移金属は肺組織に活性酸素種の作成を導き,特に影響されやすいコホート(小児と高齢者)に特別の問題となる。微粒子部分の分子組成の特性化は明白に公衆衛生上重要である。パイロット試験中に,部分的に特性化されたサイズ分別RD試料を,X線蛍光分光法とICPMS分析を用いて元素濃度が分析された(Barrettら)。さらに,別に分散させた粒子(サイズ分画あたり200粒子)を個別に計算機制御電子プローブX線マイクロ分析(CC-EPXMA)によって分析し,元素の関連の研究によって分子構造を調べた。これらは顕微Raman分光法の結果と相関した。微小分画(<38μm)は最大のPb(238ppm)とCr(171ppm)をもつことを見出した。CC-EPXMAデータはCr富粒子とPbとの>50%の関連を示し,MRSデータはCrは大部分クロム酸鉛として存在し,Cr(VI)酸化状態にあることを示した。PbとCrの濃度はともにより大きな分画では実質的に減少した。酸化ストレッサー(Cu,Fe,Mn)の驚くほど高い濃度は別として,吸入可能分画の発癌と毒性の可能性は明白である。予備的生体利用性データはCrとPbはともに容易に人工リソソーム液中で移動し,Crの19%とPbの47%までが放出されることを示した。Copyright 2012 Springer Science+Business Media B.V. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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