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J-GLOBAL ID：201202295167890374   整理番号：12A1442666

6061アルミニウム合金の押込応力の深さ依存性と歪速度感度

Depth dependence and strain rate sensitivity of indentation stress of 6061 aluminium alloy

著者 (3件)： HAGHSHENAS M (Western Univ., Ont., CAN) ,  WANG L (Beijing Inst. of Technol., Beijing, CHN) ,  KLASSEN R J (Western Univ., Ont., CAN)
資料名： Materials Science and Technology  (Materials Science and Technology)
巻： 28  号： 9/10  ページ： 1135-1140  発行年： 2012年09月 
JST資料番号： C0304C  ISSN： 0267-0836  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 焼戻しT4とT5テンパー状態の6061アルミニウム合金試料で圧入試験を行った。平均押込応力の押込深さ依存性に及ぼす見掛けの平均押込歪速度の影響を調べる荷重速度範囲で試験した。本調査は,典型的ナノ-/マイクロスケール押込試験時に,押込深さの増加につれ,見掛けの平均圧入歪速度が数桁減少するが,平均押込応力への影響は,平均押込応力の一般的に観察される深さ依存性を完全に説明していないことを示した。見掛けの平均押込歪速度値は異なるが,一定深さの押込から決定される歪速度感度が,押込深さの減少により増加する著者らの観察により,これを確認した。押込が生じた時の変形が,500nmから8μmの全ての深さで,熱的に活性化した転位核形成-滑りにより,プロセスを制限するとの仮定で,平均押込応力の歪速度感度の深さ依存性を解析した。既存の転位の滑りと干渉するか,新しい転位の核形成の場所を表す障害の見かけの活性化エネルギーを計算し,押込深さの減少により増加することがわかった。本論文で示されたデータと解析は,事前に存在する転位の滑りを制限する障害あるいは転位核形成源を示す障害のどのタイプの特徴が,押込深さが小さい時の平均圧入応力の歪速度感度の観察された増加の原因であるかを決定的に確認できないが,これらの特徴の見かけの活性化強度も,6061アルミニウム合金の焼戻しにより増加するという観察は,転位滑りに対し事前に存在する障害が,試験した全ての押込深さで6061合金の平均押込応力の歪速度感度に重要な影響を持つことを示唆した。

シソーラス用語： *アルミニウム合金 ,  応力 ,  深さ ,  依存性 ,  歪速度 ,  *感受性 ,  *押込 ,  焼戻 ,  転位【結晶】 ,  核形成 ,  活性化 ,  活性化エネルギー ,  滑り ,  錐体
準シソーラス用語： *AA6061 ,  *歪速度感受性

分類 (1件)： 機械的性質  (WB02030U)

タイトルに関連する用語 (6件)： アルミニウム合金 ,  押込 ,  応力 ,  深さ依存性 ,  歪速度 ,  感度