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J-GLOBAL ID:201202295343998128   整理番号:12A1067473

天然スチルベノイドであるピノシルビンの抗転移活性はマトリックスメタロプロテイナーゼの抑制と関連する

Antimetastatic activity of pinosylvin, a natural stilbenoid, is associated with the suppression of matrix metalloproteinases
著者 (10件):
資料名:
巻: 23  号:ページ: 946-952  発行年: 2012年08月 
JST資料番号: E0597B  ISSN: 0955-2863  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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腫瘍転移は,癌患者の主要な死因である。著者らは前の研究において,主にマツ属種中にある天然に生じるトランス-スチルベノイドの一種であるピノシルビンが癌化学的予防効果をもつ可能性を示し,また細胞周期進行の調節を経てさまざまなヒトの癌細胞系の増殖を阻害することを示唆した。本研究ではさらに,ピノシルビンの抗転移活性の可能性をin vitro実験及びin vivo実験において評価した。ピノシルビンは,培養したヒト線維肉腫HT1080細胞におけるマトリックスメタロプロテイナーゼ(MMP)-2,MMP-9及び膜型1-MMPの発現を抑制した。また,コロニー分散及び創傷治癒アッセイシステムにおいてピノシルビンがHT1080細胞の遊走を阻害することも見出した。Balb/cマウスにCT26マウス大腸癌細胞を静脈内投与して用いたin vivo自然発生肺転移モデル実験では,ピノシルビン(10mg/体重1kg,腹腔内投与)は,有意に肺組織における腫瘍結節の形成及び腫瘍重量を阻害した。肺組織の腫瘍の分析では,ピノシルビンの抗転移活性がMMP-9及びシクロオキシゲナーゼ-2の発現のダウンレギュレーション及びERK1/2とAktのリン酸化と一致することを示した。これらのデータは,ピノシルビンがMMPsの調節を経て腫瘍細胞転移の効果的な阻害剤である可能性を示唆している。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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基礎腫よう学一般  ,  腫ようの化学・生化学・病理学 
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