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J-GLOBAL ID：201202295559280558   整理番号：12A0825193

イオンサイズ選択的マスキング剤としてのジアゾポリオキサビサイクリック配位子を利用する強酸性陽イオン交換樹脂によるアルカリ土類金属イオンの分離

Separation of Alkaline Earth Metal Ions with a Strongly Acidic Cation Exchange Resin Using the Diazapolyoxabicyclic Ligand as an Ion Size Selective Masking Reagent

著者 (3件)： TURUBOU Shigekazu (Asahi Univ., Gifu, JPN) ,  UMETANI Shigeo (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  KOMATSU Yu (Kanazawa Inst. Technol., Ishikawa, JPN)
資料名： Solvent Extraction Research and Development, Japan  (Solvent Extraction Research and Development, Japan)
巻： 19  ページ： 177-181  発行年： 2012年05月01日 
JST資料番号： L3207A  ISSN： 1341-7215  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： アルカリ土類金属イオン(2×10^-4M)とイオンサイズ選択的マスキング剤としての0.02Mクリプタンド[2.2.1]或いはクリプタンド[2.2.2]及び0.02Mトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンを含み,塩酸或いは水酸化テトラメチルアンモニウムでpHを調節した5mLの水溶液を,0.02gのAmberlite 200CTと25±1°Cで3-5h振とうし,平衡にさせる。遠心分離後,水相のpHを測定し,水相中の金属濃度を原子吸光光度法により定量した。イオン交換樹脂中の金属イオン濃度は計算により求めた。アルカリ土類金属イオンとしては,Mg²⁺,Ca²⁺及びSr²⁺を対象とした。Mg²⁺の高選択的なCa²⁺及びSr²⁺からの分離がクリプタンド[2.2.1]の存在,pH6-8で行えた。また,Sr²⁺のMg²⁺及びCa²⁺からの定量的な分離がクリプタンド[2.2.2]の存在下,pH6-8で行えた。

シソーラス用語： *アルカリ土類金属 ,  *金属イオン ,  陽イオン交換樹脂 ,  配位子効果 ,  マスキング ,  分離 ,  塩酸 ,  pH【水素イオン指数】 ,  *原子吸光分析 ,  マグネシウム ,  カルシウム ,  ストロンチウム ,  *陽イオン交換 ,  *サイズ効果 ,  定量分析 ,  脂肪族アルコール ,  クリプタンド ,  脂肪族アミン ,  アミノアルコール ,  第一アミン ,  ポリオール

分類 (2件)： イオン交換  (CC01020L) ,  吸着,イオン交換  (XD02060I)

物質索引 (5件)： 2-プロパノール ,  クリプタンド[2.2.1] ,  クリプタンド[2.2.2] ,  トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン ,  水酸化テトラメチルアンモニウム

引用文献 (7件)：

• 1) R. M. Izatt, K. Pawlak, J. S. Bradshaw, R. L. Bruening, Chem. Rev., 91, 1721 (1991) .
• 2) S. Tsurubou, M. Mizutani, Y. Kadota, T. Yamamoto, S. Umetani, T. Sasaki, Q. T. H. Le and M. Matsui, Anal. Chem., 67, 1465 (1995).
• 3) T. Sasaki, S. Umetani, M. Matsui, S. Tsurubou, T. Kimura Z. Yoshida, Bull. Chem. Soc. Jpn., 71, 371 (1998).
• 4) S. Tsurubou, S. Umetani, Y. Komatsu, Anal. Chim. Acta, 394, 317 (1999).
• 5) K. Kurahashi, S. Umetani, Y. Sohrin, Solv. Extr Res. Dev., Jpn., 15, 37 (2008).

タイトルに関連する用語 (5件)： イオン ,  サイズ ,  配位子 ,  強酸性陽イオン交換樹脂 ,  アルカリ土類金属