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J-GLOBAL ID:201202295616648532   整理番号:12A1660317

HO-1の活性化を介したNF-κBの核移行の阻害はα-トコフェロールコハク酸の毒性によるものである

Inhibition of NF-κB nuclear translocation via HO-1 activation underlies α-tocopheryl succinate toxicity
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巻: 23  号: 12  ページ: 1583-1591  発行年: 2012年12月 
JST資料番号: E0597B  ISSN: 0955-2863  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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α-トコフェロールコハク酸(α-TOS)はミトコンドリア複合体IおよびIIのレベルでの酸化的リン酸化を阻害することで,ミトコンドリアによる活性酸素種(ROS)の生成を介して癌細胞死を促進する。酸化還元の不均衡により,細胞保護と解毒反応に関与する転写因子であるNF-E2 p45関連因子2(Nrf2)が活性化される。そこで,著者らは,前立腺癌細胞を用いてα-TOSへの短時間曝露による核因子κB(NF-κB)シグナル伝達の調節におけるヘムオキシゲナーゼ-1(HO-1)の関与を検討した。短時間(4時間)のα-TOSへの曝露により,細胞生存率は有意に減少し(76%±9%),ROS産生については緩やかに増加した(113%±8%)。α-TOSは二相性効果を誘導することによりグルタチオン(GSH)の恒常性を変化させる。すなわち,細胞内GSH含量は早期(1時間)には減少する(56%±20%)が,4時間では3倍に増加する。α-TOSはNrf2の核移行および求電子応答性または抗酸化応答性要素の結合活性を増加させ,その結果,NF-κBの核移行が減少する一方で,下流の遺伝子のシスチン-グルタミン酸交換輸送体とHO-1がアップレギュレーションされる。この作用は,HO-1の薬理学的阻害により抑制され,ビリルビンと一酸化炭素といったHO活性の最終産物により模倣される。これらの結果により,HO-1のアップレギュレーションによるNF-κBの核移行のα-TOS誘導性の阻害について明らかとなった一部のメカニズムが示唆された。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
ビタミンE  ,  腫ようの化学・生化学・病理学 

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