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J-GLOBAL ID:201202295696267119   整理番号:12A0839342

普通の有機リン系殺虫剤に出生前曝露された子供における脳異常

Brain anomalies in children exposed prenatally to a common organophosphate pesticide
著者 (11件):
資料名:
巻: 109  号: 20  ページ: 7871-7876  発行年: 2012年05月15日 
JST資料番号: D0387A  ISSN: 0027-8424  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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有機リン系殺虫剤であるクロルピリホス(CPF)に対する出生前曝露は,ヒトおよび動物モデルにおいて神経行動学的異常と関連する。本研究で,非臨床的,共同体コホート由来の5.9-11.2yの子供40名のNMRイメージング像を用いて,CPF曝露と脳形態学との関連性を研究した。高曝露の子供20名(臍帯血中CPF濃度の三段階上位)と低曝露の子供20名について,皮質表面特性を比較した。全被験者の煙草や芳香族縮合炭化水素への出生前曝露は最小とした。その結果,高CPF曝露が上側頭回,後部中側頭回,下中心後回側部の拡大,上前頭回,直回,楔状葉,右半球の近心壁に沿った楔前部の拡大と関連することが分った。予備的解析の結果,高曝露被験者は右下頭頂小葉,上周辺回における期待された性差を示さず,右近心上前頭回において性差の逆転を示し,これはCPFによる正常行動の性二形性の破壊に関する動物実験結果と一致した。高曝露被験者は前頭皮質および頭頂葉皮質の薄化を示し,CPFと皮質厚間に用量応答性逆相関が見られた。以上の知見は,広く使用されている環境性神経毒への標準的使用レベルでの出生前曝露と,発達中のヒト脳の構造変化とが有意に関連することを示す。
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分類 (2件):
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中枢神経系  ,  農薬 
物質索引 (1件):
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