抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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多視点カメラを用いた再構成型超解像処理では,取得した複数の低解像度画像間において高精度なイメージレジストレーションが必要である。このイメージレジストレーションを高精度に処理することが高解像度画像の品質に大きな影響を与えるにも関わらず,提案されている超解像処理では,このイメージレジストレーションを正確に処理済みとして扱い,再構成処理を行う手法が多い。そこで本手法は,シーンが2層の奥行から構成されているという制約を付加することにより,このイメージレジストレーションを経ることなく高解像度画像を反復処理に基づいて生成するものである。本稿では,本手法の提案とともに本手法の適用範囲を拡げるための3つの検討を行った。カメラモデルの劣化過程のPSFが与える生成画像への影響,テクスチャまでの奥行に含まれる誤差が生成画像に与える影響,多視点カメラの配置による生成画像の品質変化である。これらの検討により,イメージレジストレーションを含まない本手法が有効に働く適用範囲を示した。(著者抄録)