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J-GLOBAL ID:201202295745405506   整理番号:12A0424155

中央チンパンジーにおける広範なX連鎖性適応進化

Extensive X-linked adaptive evolution in central chimpanzees
著者 (19件):
資料名:
巻: 109  号:ページ: 2054-2059  発行年: 2012年02月07日 
JST資料番号: D0387A  ISSN: 0027-8424  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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種内および種間のコード変異のゲノム範囲調査は,適応遺伝学において強力な手段であり,特に正選択により固定されるアミノ酸の置換比率において顕著である。加えて,常染色体とX染色体の対比により,有益(適応性)な突然変異と有害な突然変異の優先度に関する情報が保持される。本研究で,12チンパンジーの完全エキソンを捕捉および配列決定し,現在知られている最大の蛋白質コード多型の集合を提示した。特にチンパンジーのX染色体に標的を絞り,全アミノ酸置換の30%が適応性である広範な適応進化を報告した。適応進化は常染色体上では殆ど検出されず,例外は免疫遺伝子クラスタ関連の最近の選択的掃引の少数事例だった。またヒトで観察されたよりもずっと強い純化淘汰が見出され,ヒトとは対照的にチンパンジーでは純化淘汰は常染色体上よりもX染色体上の方が強いことが示された。従って,適応性突然変異の大部分は劣性であると結論された。また,チンパンジーのX染色体上では,常染色体と比較して同義的多様性が劇的に減少し,ヒトX染色体と比較して純化淘汰が強いことが示された。本知見はX染色体におけるヒト-チンパンジー分岐減少を説明し得る。
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分類 (2件):
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遺伝子の構造と化学  ,  進化論一般 
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