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J-GLOBAL ID:201202296194754217   整理番号:12A1162093

脂肪トリグリセリドリパーゼの発現と絶食制御は痩せと肥満のズッカーラットの脂肪組織で低温暴露による影響が異なる

Adipose triglyceride lipase expression and fasting regulation are differently affected by cold exposure in adipose tissues of lean and obese Zucker rats
著者 (4件):
資料名:
巻: 23  号:ページ: 1041-1050  発行年: 2012年09月 
JST資料番号: E0597B  ISSN: 0955-2863  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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脂肪トリグリセリドリパーゼ(ATGL)は脂肪分解の第一段階でトリアシルグリセロールをジアシルグリセロールに加水分解し,ホルモン感受性リパーゼ(HSL)に基質を提供する。今回,痩せと肥満のズッカーラットをそれぞれ摂食群と14時間絶食群として飼育し,いくつかの箇所の白色脂肪組織と肩甲骨間の褐色脂肪組織について,ATGLのメッセンジャーRNA(mRNA)とタンパク質レベルに24時間低温暴露による影響があるかどうかを検討した。また,HSLのmRNA発現についても決まった脂肪組織で検討した。痩せと肥満のラット両方において,一般的な傾向として,低温暴露により異なる箇所の白色脂肪組織のATGLのmRNAとタンパク質レベルが増加し,痩せラットの褐色脂肪組織では減少した。痩せラットでは,どの脂肪貯留箇所においても低温暴露により空腹時のATGL発現のアップレギュレーションが強力に改善された。さらに,絶食に対して,低温曝露した痩せラットでは,血清中の非エステル化脂肪酸(NEFA)と脂肪組織のATGLのmRNAレベルの間に強い正の相関関係があり,血清中のNEFAは低温に曝されない対照群と比較して増加率がより高かった。肥満ラットでは,ATGLの絶食誘発性のアップレギュレーションは弱く,低温により改善されなかった。HSLのmRNA発現に対する肥満と低温暴露の影響は,ATGLについて観察されたものと同様であり,両タンパク質に共通の調節機構が示唆された。したがって,低温暴露は痩せラットの脂肪組織においてATGL発現を増加させ,絶食時のアップレギュレーションを向上させる。肥満ラットにおいては,低温暴露によりATGL発現が増加するが,断食によるその制御の改善は行われず,このことは,この動物の脂質動員の難しさを増していると考えられる。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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脂質の代謝と栄養  ,  遺伝子発現 

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