抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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スラリー状の氷を利用する標記蓄熱システムの最近10年間の研究を概観した。まず,学会発表における主題の傾向を分析し,製氷に関するものに比べ,採冷熱(解氷)に関するものが少ないことを述べた。次に,採冷熱の研究を,潜熱量などの熱物性値,チューブ内などの熱交換,氷蓄熱槽内の解氷特性に大別し,代表的な研究を紹介した。解氷には,均一に散水するスプレイ方式と,噴流によるジェット方式があるが,特に複雑な後者について,噴流速度による解氷特性の変化に関する研究成果を紹介した。最後に解氷特性の予測技術について,計算モデルと計算結果の一例を示し,予測技術をはじめとするシステム技術が,設備のコスト対効果向上の鍵となることを論じた。