抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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燃料系部品の信頼性は,自動車において最も重要な基本性能の一つである。一方,燃料に含まれる成分・添加剤は世界各地で様々なものがある。最近の燃料動向として,米国では環境保護局(EPA)によりエタノール含有量の15%への引き上げが発表され,バイオ燃料の活用拡大が進んでいる。また,新興市場の一部地域では規格外の成分を含む燃料が流通しており,各国の燃料事情を踏まえて部品開発を行う必要がある。本研究では,アルコールや有機溶剤に影響を受け易いゴム部品について,高濃度アルコール燃料や規格外の成分を含む燃料を給油された場合の材料劣化挙動について調査した。アルコール含有燃料については,フレックス燃料車(Flexible-Fuel Vehicle,以下FFV)まで想定したアルコール含有燃料やそれらの劣化燃料に対しての調査を実施した。規格外の成分を含む燃料については,新興市場で流通する燃料の実態調査を行い,規格外成分の種類を調査すると共にそれら成分に対する劣化挙動を調査した。結果,現在採用しているゴム材料については,現時点で想定される規格外燃料に対して著しい劣化が無いことを確認した。(著者抄録)