文献

J-GLOBAL ID：201202296421600418   整理番号：12A0534911

1-アルキル-3-メチルイミダゾリウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)アミドイオン液体のモンテカルロシミュレーションによる臨界挙動と気液共存

Critical behaviour and vapour-liquid coexistence of 1-alkyl-3-methylimidazolium bis(trifluoromethylsulfonyl)amide ionic liquids via Monte Carlo simulations

著者 (2件)： RAI Neeraj (Univ. Notre Dame, IN, USA) ,  MAGINN Edward J. (Univ. Notre Dame, IN, USA)
資料名： Faraday Discussions  (Faraday Discussions)
巻： 154  ページ： 53-69  発行年： 2012年 
JST資料番号： C0377A  ISSN： 1359-6640  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 1-アルキル-3-メチルイミダゾリウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)アミド([C_nmim][NTf₂])(n=1,2,4,6)イオン液体の気液共存について,モンテカルロシミュレーションにより調べた。それぞれについて,臨界温度,臨界密度,臨界圧力,臨界圧縮因子更に通常の沸点,蒸気圧曲線,気化エンタルピーを求めた。臨界温度はカチオンのアルキル鎖長が増加すると低下するが,通常の沸点は鎖長に依存しなかった。この傾向はCoulomb力とvan der Waals力の競争により説明することができた。気相は主として中性イオン対から成り,温度が上昇すると,大きな中性クラスタ中のイオンの割合が増加することがわかった。Trouton定数は通常の液体より低く,温度が高いと帯電クラスタ内にはイオンはほとんどなく,臨界点では気相は完全な非理想系であることがわかった。これらの結果から,モンテカルロシミュレーションは,複雑な構造のイオン液体の気液共存曲線について計算するのに適していることがわかった。

シソーラス用語： *計算機シミュレーション ,  *イオン液体 ,  *気液平衡 ,  *臨界温度 ,  密度 ,  臨界圧 ,  因子 ,  係数 ,  鎖長効果 ,  蒸気圧 ,  蒸発熱 ,  イオン対 ,  力の場 ,  Clausius-Clapeyronの式 ,  クラスタ分子 ,  空間分布
準シソーラス用語： *モンテカルロシミュレーション ,  臨界密度 ,  圧縮因子

分類 (2件)： 融解塩  (CB05050R) ,  一成分系の相平衡・状態図  (CB03013K)

物質索引 (5件)： ビス(トリフルオロメタンスルホン)イミド ,  1-エチル-3-メチルイミダゾリウム ,  1-ブチル-3-メチルイミダゾリウム ,  1-ヘキシル-3-メチルイミダゾリウム ,  1,3-ジメチルイミダゾリウム

タイトルに関連する用語 (6件)： アミド ,  イオン液体 ,  モンテカルロシミュレーション ,  臨界挙動 ,  気 ,  共存