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J-GLOBAL ID:201202296755971719   整理番号:12A0263870

活動的及び非活動的大陸縁に隣接する海洋粒子状鉄のスペシエーション

The speciation of marine particulate iron adjacent to active and passive continental margins
著者 (4件):
資料名:
巻: 80  ページ: 108-124  発行年: 2012年03月01日 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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シンクロトロンを用いた化学種マッピングの手法を用いて,活動的及び非活動的大陸縁に隣接した2か所の外洋環境で採取した懸濁(1~51μm)海洋粒子状鉄のスペシエーションを比較する。化学種マッピングは異質環境の試料に関してスペシエーションの情報をもたらし,特に他の手法では検出できない分光学的に異なる微量鉱物及び化学種を検出するのに優れている。化学種マッピングにより決定された海洋粒子状鉄の平均の酸化状態は標準的なバルクX線吸収近接端構造分光法により決定されたものと同程度である。化学種マッピングを用いて,活動的大陸縁に隣接する深さでの北西太平洋では粒子状鉄の最大43%がFe(II)状態にあり,Fe(III)とバランスしていることを見出した。対照的に,東部熱帯大西洋は地球上で最も高いダスト沈降を受けており非活動的大陸縁に隣接するが,そこでの粒子状鉄は風化を受け酸化されたFe化合物が支配的であり,Fe(III)の寄与が全鉄の90%である。そのバランスは主にFe(II)を含む化学種から成るが,上部の温度躍層の酸素極小層内の試料の一部では個別の黄鉄鉱粒子を検出した。複数の証拠から,隣接するモーリタニア大陸棚が水コラムへの黄鉄鉱の供給源であることが示される。懸濁海洋粒子状鉄のスペシエーションは隣接する大陸縁からの鉄の鉱物学を反映する。粒子状鉄の溶解度はそのスペシエーションの関数であることが示されているため,これは活動的大陸縁と比較して非活動的大陸縁に隣接する粒子状鉄のバイオアベイラビリティに関する意味を持つ可能性がある。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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水圏・生物圏の地球化学 
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