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J-GLOBAL ID：201202297179839431   整理番号：12A0863974

フルート音の自動音質評価のための特徴量について

著者 (3件)： 大田健紘 (諏訪東京理大) ,  平野諒 (諏訪東京理大) ,  青木正和 (諏訪東京理大)
資料名： 音楽音響研究会資料
巻： 30  号： 8  ページ： 13-18  発行年： 2012年 
JST資料番号： L4628A  ISSN： 0912-7283  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： フルート音の自動音質評価のための評価関数を構成する特徴量を,初級者および上級者が吹奏したフルート音を用い解析した。フルート音の音質には,鼻音に起因する雑音やビブラートのような低周波変調が影響している。これらの特徴量としての抽出には,音響信号を信号化し瞬時周波数を求めその標準偏差とスペクトル重心を求めた。5名の音楽経験者による主観評価結果と瞬時周波数の標準偏差とスペクトル重心との関係を調べ,ビブラート無しの音に対しては,基本周波数の瞬時周波数の標準偏差が,主観評価結果と相関が高くなった。一方でビブラート有りの音についてはアスペクト重心の相関は高くないが,評価者間でのばらつきが瞬時周波数の相関のばらつきよりも小さくなった。このことからビブラート有りの音については雑音の強さより,ビブラートの良し悪しを評価する傾向にあると考えられる。

シソーラス用語： *楽器 ,  *音質 ,  音響 ,  音声 ,  スペクトル ,  雑音解析 ,  パラメータ ,  *評価関数 ,  *特徴抽出 ,  フルート【楽器】 ,  管楽器
準シソーラス用語： ビブラート ,  周波数スペクトル ,  特徴パラメータ

分類 (1件)： 楽器音響  (BB03070Y)

引用文献 (3件)：

• [1]加藤ら,"解析信号を川いたフルート音の倍音の周波数分析",跨楽情報科学39-7,pp.43-50, 2001.
• [2]A. Nishimura et al., "The relationship between the fluctuations of harmonics and the subjective quality of flute tone " , J. Acoust. Soc. Jpn.(E)22, pp. 227-238, 2001.
• [3]加藤ら,"時変FIRフィルタを用いたフルート音の分析",音楽情報科学44-11,pp.65-70,2002.

タイトルに関連する用語 (3件)： フルート ,  音質評価 ,  特徴量