抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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細胞は大量の微小小胞,高分子複合体及び小分子を細胞外空間に連続的に分泌する。分泌する小胞のエキソソームというナノ粒子は現在熱心に研究されている。この小型小胞(30-120nm)は核酸及び蛋白質を含み,体の多様な場所間のカーゴの担体と考えられている。これらはエンドソームに出芽し,細胞質に多小胞体(MVB)を形成することにより識別される。エキソソームは多小胞体と細胞表面の融合により細胞外液に分泌され,爆発的な分泌が生じる。エキソソームは全ての型の培養細胞が分泌し,血液,唾液,尿及び母乳などの体液に大量にあることも判明している。エキソソーム分離法及びエキソソームの組成,機能及び経路に関する現在に知見を概説し,診断及び治療への応用の可能性を論じた。現在エキソソーム形成の調節,「カーゴ」の構造,生物学的経路及び生成物の機能の知見は不十分である。最も興味がある役割は細胞間コミュニケーションで,特異的細胞に種々のエフェクター又はシグナル伝達高分子を送達するメッセンジャーとして機能すると考えられている。ナノ粒子の季節的及び新研究者はエキソソームを少しの相異はあるがほぼ共通分野で見ている。エキソソームを記述的及び実際的な言葉で定義することは有益である。これはエキソソームの分離,特性化及び操作実行の一貫したセットになると期待している。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.