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J-GLOBAL ID：201202297852961678   整理番号：12A0011521

過飽和気相および過冷却水溶液相における海洋生物表面による氷相の発生

Initiation of the ice phase by marine biogenic surfaces in supersaturated gas and supercooled aqueous phases

著者 (3件)： ALPERT Peter A. (Stony Brook Univ., New York, USA) ,  ALLER Josephine Y. (Stony Brook Univ., New York, USA) ,  KNOPF Daniel A. (Stony Brook Univ., New York, USA)
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 13  号： 44  ページ： 19882-19894  発行年： 2011年11月28日 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 大気中の微生物は氷成長の核になりうる。海洋植物プランクトンの氷晶核形成効率を対流圏環境に近い液相成長条件下と気相成長条件下で調べた。プランクトンは細胞構造とその化学組成が異なるNannochloris atomusとEmiliania huxleliである。試料にはプランクトンを含むNaCl水溶液と蒸留水の水滴を用いた。液相成長条件下ではNaCl水溶液水滴の温度を下げていき,その凍結を光学顕微鏡で観察した。気相成長条件下では湿性N₂ガス中で蒸留水水滴の温度を制御しながら,その蒸発→液化→固化を観察した。液相成長条件下ではN.atomusは氷晶核形成を促進し,均一核形成の場合よりも凍結温度を10~20K高めたが,E.huxleliは氷晶核形成を促進しなかった。気相成長条件下では両プランクトンとも氷晶核形成を促進したが,240K以上では核形成モードは異なった。

シソーラス用語： 氷 ,  *核形成 ,  *植物プランクトン ,  *氷晶核 ,  水滴 ,  エアロゾル ,  塩化ナトリウム ,  水溶液 ,  過冷却液体 ,  過飽和 ,  *液相成長 ,  *気相成長 ,  凝固点 ,  藻類 ,  蒸留水 ,  窒素 ,  相転移 ,  光学顕微鏡法
準シソーラス用語： Emiliania huxleyi ,  Nannochloris atomus ,  窒素ガス ,  *不均一核形成 ,  光学顕微鏡観察

分類 (3件)： その他の無機化合物の結晶成長  (BK13060T) ,  非金属化合物  (CD01070R) ,  雲と降水の微物理  (DC05110M)

タイトルに関連する用語 (6件)： 過飽和 ,  気相 ,  過冷却水 ,  溶液相 ,  海洋生物 ,  氷相