抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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タイ ヤマハモーター品質技術課長の立場からの業務改善・人材育成事例報告である。購入部品の不良削減を目標に立ち上げた課で、1年後には、不良率が85%も増えるというまさかの大失敗をした経験から、何がいけなかったのか問題の原因を追究した。その結果、1)過去の事例にとらわれた「間違った思い込み」、2)良品と不良品の違いを探すための観察力が低い、などの原因が明らかになった。そこで、良品と不良品を直接見比べてその違いを探すステップを必須とし、部品の観察方法を繰り返して指導するため、「故障の木解析」で、調査項目を絞り込み、「相違点比較表」で観察力を高めることにし、これらの問題の解決率が高まった。観察力の違いには、「明るさ」「色」「音」「匂い」についての日本人との感性の違いが影響しており、この地では「生活習慣に変化を働きかけるような指導」が必要だったことを紹介した。