抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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各種データベース整備やICT普及に伴い,地域シンクタンクは単なる加工整理した情報の提供ではなく,社会において有用な付加価値の高い知(ナレッジ)を創造・提供する必要がある。本稿では,地域シンクタンクに求められる姿勢・取り組み(迅速さ・タイミングを強く意識したナレッジやソリューション提示の必要性,直接市民や企業に向けたナレッジやソリューション提示の必要性)を示し,次に,アジア太平洋研究所(APIR)の取り組みを紹介した。APIRは,アジア太平洋地域を対象としているが,ここではAPIRが立地する関西を対象地域とした取り組みについて述べた。2011~12年に実施した自主研究として,1)東日本大震災からの復興における関西の役割(2011.5),2)関西の節電状況と電力需給見通しおよび節電推進方策(2011.8~12.6),3)関西イノベーション国際戦略総合特区のマネジメントのあり方(2011.12~12.2),4)電力価格上昇に係る経済・環境への影響(2012.3~4),5)原発再稼働が関西経済に与える影響(2012.6)の概要を事例として示した。最後に,地域シンクタンクが進むべき方向について論じた。