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J-GLOBAL ID:201202298112606536   整理番号:12A0733667

極低温処理を用いる100Cr6軸受鋼の摩耗抵抗の強化

Enhancing the Wear Resistance of 100Cr6 Bearing Steel Using Cryogenic Treatment
著者 (3件):
資料名:
巻: 55  号:ページ: 387-393  発行年: 2012年05月 
JST資料番号: D0522A  ISSN: 1040-2004  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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100Cr6軸受鋼に深極低温処理(DCT)を行い,耐摩耗性にたいする影響を実験的に調べた。供試体には直径6及び長さ6mmの棒材を用い,ASTM規格に従い熱処理の後,機械加工した試料を通常の熱処理材(A)及びDCT材(B)とした。試料Aでは,850°Cでのオーステナイト化,急冷及び200°Cでの焼戻を行った。試料Bでは,-185°Cでの冷却及び0.6°C/分で室温への戻し処理の後,200°Cでの焼戻を行った。試料について,Vickers硬度測定,往復動摩耗試験,SEMによる研磨面の特性化,アルゴン雰囲気中DSC及びジラトメータによる熱機械的特性の測定を行った。測定の結果,A試料で700HV及びB試料で850HVとなり,DCTにより18%の硬度の向上を得た。摩耗量の荷重にたいする変化で示し,荷重50N及び周波数5HzでB材では37%の摩耗量の低減を得た。微細構造の観察は,B材ではより多くのマルテンサイト変態があることを示した。これが炭化物形成を促進し,より細かいマトリックス及び粒径となり,耐摩耗性の増加に寄与していることを述べた。また,B材の熱膨張係数は低く,寸法安定性が高いことが分った。軸受鋼についてDCTが耐摩耗性向上に有効なことを確認できた。
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分類 (1件):
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表面硬化熱処理 
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