抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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PlasmodiumスポロゾイトはAnopheles蚊により哺乳類宿主の皮膚中へ沈着される。生活環を続けるため,スポロゾイトは宿主の肝細胞へ侵入しなければならず,そこで彼らは寄生体胞内部で赤血球外形態(EEF)に変換する。皮膚から肝臓への経路の間,寄生虫は血流に入るため真皮中の毛細血管を横断し,実質へ入るため肝臓洞様毛細血管内皮を横切る。スポロゾイトによる細胞横断は唾液腺スポロゾイトを用い培養中の細胞から入るまたは放出される色素を定量することにより通常測定されている。これらの方法は細胞創傷から細胞横断を区別することができない。そこで,タイトジャンクションを形成する単層のMDCK細胞を通してスポロゾイトの細胞横断を定量するアッセイを検証した。細胞横断においてwtスポロゾイトおよび以前に関係づけられたI型膜蛋白質TLP(TRAP様蛋白質)を欠損する寄生体の細胞横断を比較した。TLP koスポロゾイトは細胞横断において不完全であり,MDCK細胞質内部に留まっていた直接的な証拠を提供する。それから寄生体の細胞横断に関しスポロゾイト周囲蛋白質(CSP)に対するモノクローナル抗体(3D11)の効果を研究するためにMDCKアッセイを用いた。3D11はナノモル濃度で細胞横断を阻害することを示す。CSPを基礎としたワクチンにより誘発された抗体は皮膚から肝臓へのスポロゾイトの移動を抑制するかもしれないことを結論づける。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.