文献

J-GLOBAL ID：201202298292093396   整理番号：12A0937315

触媒酸化反応のための酸素ラジカル中心を有する2元系金属酸化物クラスター:クラスターモデルから表面へ

Binary Neutral Metal Oxide Clusters with Oxygen Radical Centers for Catalytic Oxidation Reactions: From Cluster Models Toward Surfaces

著者 (4件)： NOESSLER Melanie (Humboldt-Univ. zu Berlin, Berlin, DEU) ,  MITRIC Roland (Freie Univ. Berlin, Berlin, DEU) ,  BONACIC-KOUTECKY Vlasta (Humboldt-Univ. zu Berlin, Berlin, DEU) ,  BONACIC-KOUTECKY Vlasta (Univ. Split, Split, HRV)
資料名： Journal of Physical Chemistry C  (Journal of Physical Chemistry C)
巻： 116  号： 21  ページ： 11570-11574  発行年： 2012年05月31日 
JST資料番号： W1877A  ISSN： 1932-7447  CODEN： JPCCCK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 中性の化学量論的Zr_n-1ScO_2nクラスター(n=4-7,12)の構造的特質とCOとアセチレンに対する反応性について,クラスターと表面モデルの間の橋渡しのためにハイブリッドB3LYP関数を使用した密度汎関数理論(DFT)計算によって理論的に研究した。n=4-7の一連のクラスターを使用して,反応性に対する2元系金属酸化物クラスターの影響について研究し,バルクの(ZrO₂)_nの一部分に対応するZr₁₁ScO₂₄を使用して,酸化反応に対する最近傍の構造単位の影響について研究した。Zr₁₁ScO₂₄クラスターでは,ラジカル酸素中心の他に,近隣のZr原子がCOとアセチレンに対する酸化反応を効果的に促進し,活性中心の周囲の環境が重要であることがわかった。2元系金属酸化物中のScが純粋のカチオン性の化学量論的酸化ジルコニウムからの1電子脱離の模倣において重要な役割を果たし,この効果は,表面での適当な欠陥中心の存在によっても達成される。これらの知見にもとづいて,効率的な触媒の構築を提案するための新しいルートが開けると期待される。

シソーラス用語： *ラジカル ,  *酸素 ,  *金属酸化物 ,  *クラスタ分子 ,  *スカンジウム化合物 ,  *酸素酸塩 ,  *ジルコニウム化合物 ,  酸化ジルコニウム ,  電子脱離 ,  クラスタ模型 ,  密度汎関数法 ,  一酸化炭素 ,  *触媒活性 ,  アルキン
準シソーラス用語： B3LYP法 ,  *スカンジウム酸塩 ,  *酸素ラジカル

分類 (3件)： 分子化合物  (CE02000C) ,  その他の触媒  (CB06123Z) ,  原子とラジカルの反応  (CB06030C)

物質索引 (1件)： アセチレン

タイトルに関連する用語 (5件)： 触媒酸化 ,  酸素ラジカル ,  金属酸化物 ,  クラスター ,  クラスターモデル