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J-GLOBAL ID:201202298487717793   整理番号:12A1254459

関節リウマチにおけるシロスタゾールとメトトレキサート併用投与の有効性:薬理学的および臨床的意義

Efficacy of concurrent administration of cilostazol and methotrexate in rheumatoid arthritis: Pharmacologic and clinical significance
著者 (8件):
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巻: 91  号: 7-8  ページ: 250-257  発行年: 2012年09月17日 
JST資料番号: B0699B  ISSN: 0024-3205  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,関節リウマチ(RA)患者から得られた滑膜線維芽細胞およびコラーゲン誘導関節炎(CIA)モデルマウスにおけるシロスタゾールとメトトレキサート(MTX)併用投与の有益な効果を評価した。RA患者由来の滑膜線維芽細胞に及ぼすTNF-α,IL-1β,IL-6およびMCP-1の産生は,RT-PCR法により測定した。細胞増殖,生存能およびアポトーシスを測定した。抗関節炎効果はCIAマウスで評価した。シロスタゾールとMTXの併用使用は,滑膜線維芽細胞のアポトーシスの増強と関連する増殖および細胞生存能を効果的に抑制し,TNF-α,IL-1β,IL-6,およびMCP-1を含むサイトカイン産生を付加様式で有意に抑制にした。これらの知見に従って,LPS-誘導NURR1 mRNAおよびタンパク質の発現増加は,NF-κB p65活性の抑制と一致して,シロスタゾールとMTXにより抑制された。これらの抑制効果は,KT5720(cAMP-タンパク質キナーゼ阻害剤)およびZM 241385(A2A受容体拮抗薬)により各々逆転された。CIAマウスにおいて,シロスタゾール,MTXおよびそれら併用による治療は,マウス後肢における組織病理学的状態の改善により臨床症状を有意に低下し,血清サイトカインレベルの低下を伴った。同じく,併用投与後,CD68(+)-細胞動員,プロテオグリカン枯渇および破骨細胞形成が,CIAマウスの関節におけるRANKL発現の鎮圧に関連して有意に抑制された。結論として,シロスタゾールとMTXの併用は,炎症の抑制や滑膜線維芽細胞におけるcAMP依存性プロテインキナーゼの活性化を介してRAの関節損傷の予防に対して効果的な治療戦略を提供する可能性がある。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
分類
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運動器系の基礎医学  ,  サイトカイン  ,  細胞生理一般  ,  薬理学一般 

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