抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)は直交する多数の搬送波をディジタル変調して多重化する方式である。OFDMは多数の信号を加算することから,送信波形のピーク対平均電力比(PAPR:Peak-to-Average Power Ratio)が大きいという欠点がある。本稿では,振幅0を含む3値の振幅変調信号でOFDM信号を形成する3値OFDM信号について検討する。これにより,サブキャリア変調に振幅0を含むことから,加算されるサブキャリア信号の数が減少し,ピーク電力を低減させることができる。キャリア数N=16のとき,6個の2値情報を4個の3値信号に対応させる6B4T(6Binary-4Ternary)信号を用いてOFDM信号を生成した結果,PAPRの上限値が10.7[dB]となり,従来のBPSKによるOFDM信号に比べPAPRの上限値を1.25[dB]減少できることが明らかとなった。(著者抄録)