抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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逆浸透(RO)法は,工業用水の製造の代替処理法として出現した経緯がある。しかし,ROシステムは,膜汚損を回避するために適切な前処理を必要とする。鋼鉄工場の水処理プラントにおけるROの前処理の改善法を評価するために,実証実験研究を実施した。現行の処理法を様々な濾過段階と組合せて得られる様々な前処理の選択肢を試験した。シルト密度指数(SDI)および修正汚れ指数(MFI)を用いて,様々な組合せの性能を評価した。この実験過程を通して,コロイドが多量に付着したため,濾過取り入れ口水のSDIを評価することはできなかった。しかるに,取り入れ口水のMFIは,9から458まで変動した。この結果,2つの加圧濾過器を含む直列2段階式濾過が最高の結果を与え,最適運転条件下で,SDI値が5未満および排水のMFI値が1未満を達成することが証明された。ケーキ濾過機構を考慮に入れると同時に,MFIはより精密な測定値であるという事実を考慮して,著者らは,この組合せ構成は,SDIが信頼度90%で3未満であるにもかかわらず,要求される最低値よりも高品質の改善されたROの前処理法を提供できるものと結論した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.