抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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「メムリスタ(memristor)」とは,電流を流すことによりその抵抗値が変化し,電流を流すのをやめるとその時点での抵抗値を記憶しておくという性質を持つ電気回路素子である。本論文では,メムリスタを用いて”0”,”1”の2値のデータを多数記憶する不揮発性メモリシステムの構成法について考察した。本稿では,まず,一般的なメムリスタについて述べ,続いて本論文で扱う,ヒューレットパッカード社が開発した「Coupled variable-registor model」と呼ばれるメムリスタの数学モデルについて述べた。その上で,メムリスタ1個をもとにした基本ユニットの構成,基本ユニットを制御する制御ユニットと計測ユニットを用いた「基本メモリユニット」の構成について説明した。最後に,これらのユニットを用いた,メモリシステム全体の設計を示した。