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J-GLOBAL ID：201202299291013921   整理番号：12A0581215

利用が集中する保護地域における持続可能な資源管理のあり方 沖縄県慶佐次川におけるカヌー利用者の混雑感評価と許容限界と社会的収容力に関する考察

A Study on Canoe Tourists’ Crowding Perception, Limits of Acceptance and Social Carrying Capacity in Gesashi River, Okinawa

著者 (5件)： 寺崎竜雄 (日本交通公社) ,  愛甲哲也 (北大) ,  武正憲 (東大) ,  中島泰 (日本交通公社) ,  外山昌樹 (日本交通公社)
資料名： 林業経済研究  (Journal of Forest Economics)
巻： 57  号： 3  ページ： 12-21  発行年： 2011年11月01日 
JST資料番号： L7477A  ISSN： 0285-1598  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 沖縄県慶佐次川におけるガイド付きのカヌーツアーを対象として,利用体験をもとにした混雑感評価とモンタージュ写真を用いた混雑感評価を行った。カヌーツアーの実態調査の結果,利用密度と利用者が感じた混雑感には相関があり,混雑感とカヌー体験の満足度にも相関があったことから,カヌーツアーの管理方針を検討する上でカヌー利用者の混雑感を検討素材とすることは有効であることが明らかになった。また,カヌー利用者,カヌーガイドや沖縄県内の観光関係者などに対して,モンタージュ写真による混雑感評価調査を行い,これをもとにして慶佐次川における1日あたりの許容限界を試算した。調査結果からは評価者によって混雑感評価が異なることが示され,とりわけ,カヌーガイドの意識をもとにした許容限界が他者より大きいという結果となった。社会的収容力の設定にむけた合意形成の場においては,他者の意識にも慎重に配慮する必要性が示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *レジャー ,  *特殊船 ,  利用者 ,  *感情 ,  許容限界 ,  沖縄県 ,  情動 ,  観光地区 ,  *カヌー
準シソーラス用語： *混雑感 ,  満足度

分類 (1件)： 観光,レクリエーション  (RD04030J)

引用文献 (8件)：

• 愛甲哲也. 山岳性自然公園における利用者の混雑感評価と収容力に関する研究. 北大農研邦文紀要. 2003, 25, 1, 61-114
• MANNING, R. E. Parks and Carrying Capacity. 2007
• 愛甲哲也. 大雪山国立公園における登山利用者の混雑感に関する研究. 造園雑誌. 1992, 55, 5, 223-228
• 財団法人尾瀬保護財団. 環境省委託調査・利用体験からみた尾瀬の収容力に関する調査総合報告書〜特に尾瀬ヶ原を中心にして〜. 2005
• SHELBY, B. Carrying Capacity in Recreation Settings. 1986

タイトルに関連する用語 (7件)： 地域 ,  資源管理 ,  沖縄 ,  カヌー ,  評価 ,  許容限界 ,  社会