抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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斜面の安全監視において,地表面変位を計測することは非常に重要であるが,長期間にわたり高精度の地表面三次元変位計測を安定して実施することは容易ではない。そこで,GPS(Global Positioning System)の適用が考えられてきた。GPSは1980年代から斜面の変位計測に適用されていたが,精度,使いやすさ,コストの面で課題があり一般的な計測手法として普及が遅れていた。そこで筆者らは,安価で使いやすいGPS機器の開発や高精度化の研究を進めてきた。また,それらの成果を用い,さらに,計測したデータを集約し一括して自動解析し,計測結果をインターネットによってユーザーに配信するWebシステムを構築し,より実用的かつ総合的なGPS自動変位監視システムを開発した。本稿では,斜面安全監視のためのGPS自動変位計測システムの概要と地すべり計測への適用事例について述べる。(著者抄録)