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J-GLOBAL ID:201202299499251460   整理番号:12A0810285

南アフリカのマラリア地域でのDDT汚染空気中の気相と粒子相中のDDTの新規定量法

Novel method for determining DDT in vapour and particulate phases within contaminated indoor air in a malaria area of South Africa
著者 (2件):
資料名:
巻: 730  ページ: 112-119  発行年: 2012年06月12日 
JST資料番号: A0394A  ISSN: 0003-2670  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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南アフリカのある地域では,有機塩素系殺虫剤DDT(1,1,1-トリクロロ-2,2-ビス(p-クロロフェニル)エタン)がマラリア防除用にまだ用いられている。難分解性有機汚染物質(POPs)に関するストックホルム条約は,DDTの住居内散布を許容している。地方の村での汚染粉塵は,DDT暴露の追加的経路である。筆者らは,室内空気中のDDTの新たな定量法を報告する。本法では,ガス試料と粒子試料をミクロ石製ファイバー・フィルターを備えた多チャネル中空シリコンゴム(ポリジメチルシロキサン(PDMS)トラップのデニューダ配置によって1回で収集した。デニューダの多チャネルPDMSトラップはガス状殺虫剤を濃縮する一方,下流に移行した粒子状殺虫剤はミクロファイバー・フィルターで収集した後,フィルターからの噴出を別の多チャネルPDMSトラップによって収集した。試料のGC-MSへの直接導入用の市販の熱脱着器に適合する多チャネルPDMSトラップとフィルターの組み合わせを設計した。検体の抽出と試料のクリーンアップは不要である。汚染室内空気4L中の2つの画分のガス試料と粒子試料中のp,p′-DDT,o,p′-DDT;p,p′-DDD,o,p′-DDD;p,p′-DDE,及びo,p′-DDEを内部標準として13C12-p,p′-DDTを用いるGC-MSによって定量した。p,p′-DDT,o,p′-DDT,p,p′-DDD,o,p′-DDD,p,p′-DDE,及びo,p′-DDEの検出限界は,0.07-0.35ngm-3であった。空気中のp,p′-DDD/p,p′-DDT比とo,p′-DDT/p,p′-DDT比が異常であり,市販のDDTの認証成分組成に合致しない。先立って行われた2007年の室内残留性噴霧(IRS)に用いられたDDT製品が,殺虫効率を低下させたことを示唆し,本法の環境分析手段としての性能を実証する。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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分析機器  ,  有機化合物の各種分析  ,  動物に対する影響  ,  その他の汚染原因物質 
物質索引 (6件):
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