抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Moの利用においては,その高い融点から焼結による製品製造が行なわれる。Moの焼結に関しては,さまざまな観点から研究が実施されているが,著者らは焼結の際の酸素の存在に着目し,焼結条件との関係を調べた。初期酸素濃度が1000ppm,平均粒径4.0μmのMo粉末を静水圧プレスによって圧粉し焼結実験に供した。この焼結実験では,まず,露点-50°Cの水素通流下において加熱温度,1373,1473および1573K,加熱速度0.03,0.17および0.33K/sで熱処理し,中間焼結体を得た。この中間焼結体の密度および酸素量を測定した後,さらに,0.17K/sの加熱速度で2073Kまで昇温し焼結体を得た。この焼結体についても密度と酸素量の測定を実施した。光学顕微鏡および走査型電子顕微鏡を用いたミクロ組織観察も実施した。これらの実験から,中間焼結体の密度および酸素量は焼結条件の影響を受けることを見出し,さらに,中間焼結体の酸素量を少なくする条件でさらに最終焼結を実施したものは,密度が高くなることも見出した。