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J-GLOBAL ID:201202299552267322   整理番号:12A1719439

チョーク粒子表面に検出されるナノサイズ粘土

Nano sized clay detected on chalk particle surfaces
著者 (7件):
資料名:
巻: 99  ページ: 57-70  発行年: 2012年12月15日 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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チョークは大部分がマイクロメートルサイズの生物起源方解石の粒子から成る堆積岩である。北海のデンマーク部分の油層を形成し,またヨーロッパ北部では重要な飲料水の帯水層となっている。有機分子とチョーク粒子表面との間の相互作用は油層中での石油の移動に強い影響を与える。石油成分とチョーク粒子表面との付着は顕著に生産性を低下させると考えられており,洪水の際の石油増進回収法/改良型採収法(EOR/IOR)の背後にあるメカニズムを決定する努力がなされてきた。工業地域の地下の帯水層は有機化合物に強く汚染されている可能性があり,同様の吸着メカニズムが汚染プルームの地理的範囲に影響しうる。堆積岩としてのチョークは長年にわたり広く研究されてきたが,吸着が起こるその粒子表面の特性はほとんど未知である。本研究では,沖合及び陸上のチョークの粒子表面がそれまで考えられていたより不均一であることを原子間力顕微鏡を用いて示した。粒子は単純な方解石表面ではなく,1~4nmの厚さの粘土に部分的に覆われている。化学力マッピングにより,微細な単官能化した石油小滴に相当する有機分子でコートした先端を用いて表面を探査した。先端の自己組織化した単分子層の官能基は-CH3あるいは-COO-であった。付着のマッピングから,方解石に飽和した水中では,極性及び無極性官能基はどちらも方解石ではなくナノサイズの粘土粒子に付着することが明らかである。これは,チョーク層における吸湿性の変化を説明する概念モデル及び化学モデルを構築する上で,基本的に重要な情報である。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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堆積岩岩石学  ,  岩石圏の地球化学一般 
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