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J-GLOBAL ID：201202299811241868   整理番号：12A0327559

コード移動に基づく大域ロード命令集約

著者 (2件)： 澄川靖信 (東京理大 大学院理工学研究科) ,  滝本宗宏 (東京理大 理工)
資料名： 日本ソフトウェア科学会大会講演論文集(CD-ROM)  (日本ソフトウエア科学会大会講演論文集(CD-ROM))
巻： 28th  ページ： ROMBUNNO.6A-1  発行年： 2011年 
JST資料番号： X0080B  ISSN： 1348-0901  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 現在のプロセッサは,プロセッサの演算速度に比べて低速なメモリと,メモリより高速なキャッシュメモリを備えていることが多い。このような構成のプロセッサ上で,プログラムを効率的に動作させるためには,キャッシュメモリの有効な利用が重要である。本研究では,任意のプログラムに対して,同じ配列や構造体を参照するロード命令を互いに近いプログラム点に移動させることによって,キャッシュメモリのヒット率を向上させる手法を提案する。本手法は,単に,ロード命令を同じプログラム点へ集約させるのではなく,集約後のメモリの参照順序を保存したまま,元のプログラム点に近い場所にロード命令を巻き戻す。このロード命令の巻戻しは,ロード先の一時変数の生存期間を短縮し,レジスタ割付けの際にスピルされる可能性を低減させる。本手法をコンパイラの最適化部として実装し,評価を行ったところ,目的コードの実行効率を改善できることを確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： *コンパイラ ,  *キャッシュメモリ ,  比率 ,  命令語 ,  接続 ,  資源割付 ,  レジスタ ,  性能評価 ,  プログラム実行 ,  移動 ,  メモリアクセス
準シソーラス用語： キャッシュヒット率 ,  コード移動 ,  レジスタ割付け ,  ロード命令 ,  *最適化コンパイラ

分類 (2件)： 言語プロセッサ  (JD03040F) ,  記憶方式  (JC02040V)

タイトルに関連する用語 (3件)： ロード ,  命令 ,  集約