特許
J-GLOBAL ID:201203006239694127

騒音源の快音化方法および快音化装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志村 浩
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-174716
公開番号(公開出願番号):特開2012-037577
出願日: 2010年08月03日
公開日(公表日): 2012年02月23日
要約:
【課題】様々な騒音源が発生する騒音を、効果的にかつ低コストで快音化する。【解決手段】騒音源10が発生する騒音信号Nを快音化するために、スピーカ220から調整オーディオ信号A*を出力する。調整オーディオ信号A*は、コンテンツ格納部110内のコンテンツCを再生することにより得られるオーディオ信号Aの周波数特性を、イコライザ120を通して調整した信号である。イコライザ120は、フィルタ格納部130内に用意されたフィルタ関数F(f)を利用してイコライズを行う。フィルタ関数F(f)は、予め、騒音信号Nの時間平均スペクトルNav(f)をオーディオ信号Aの時間平均スペクトルAav(f)で除する演算により算出しておく。調整オーディオ信号A*は、平均的な騒音スペクトルNav(f)の周波数特性に近似するように調整された信号であるため、騒音に対して、ヒトの聴覚の生理学的特性に基づくマスキング効果を有する。【選択図】図3
請求項(抜粋):
騒音源が発生する騒音に対して快音化を図る方法であって、 騒音源が発生する騒音信号Nを採取する騒音信号採取段階と、 前記騒音信号Nの所定時間内の平均周波数分布に基づいて騒音スペクトルNav(f)を求める騒音スペクトル算出段階と、 オーディオ源が発生するオーディオ信号Aを採取するオーディオ信号採取段階と、 前記オーディオ信号Aの所定時間内の平均周波数分布に基づいてオーディオスペクトルAav(f)を求めるオーディオスペクトル算出段階と、 前記騒音スペクトルNav(f)を前記オーディオスペクトルAav(f)で除する除算演算により、除算スペクトルF(f)を算出するスペクトル除算段階と、 前記オーディオ源が発生するオーディオ信号Aを、前記除算スペクトルF(f)をフィルタ関数とする周波数フィルタに通すことにより、周波数成分が調整された調整オーディオ信号A*を得るイコライズ処理段階と、 前記調整オーディオ信号A*を、スピーカから、前記騒音に対するマスキング効果が生じる音量で出力するオーディオ出力段階と、 を有することを特徴とする騒音源の快音化方法。
IPC (2件):
G10K 11/178 ,  H04R 3/00
FI (2件):
G10K11/16 H ,  H04R3/00 320
Fターム (2件):
5D020BB07 ,  5D061FF02

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