特許
J-GLOBAL ID:201203010718545737

暗号鍵生成装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 長谷川 芳樹 ,  黒木 義樹 ,  近藤 伊知良
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2009058400
公開番号(公開出願番号):WO2010-125654
出願日: 2009年04月28日
公開日(公表日): 2010年11月04日
要約:
この発明は、結託攻撃に対し耐性を確保するとともに、各スケーラビリティの階層にそれぞれ対応した暗号鍵の鍵長を低減させる暗号鍵生成装置に関する。当該暗号鍵生成装置(400)において、入力手段(450)により取り込まれたマスター鍵(K2,2)は記録手段(470)に一旦記録される。マトリクス生成手段(462)は、鍵分割手段(461)がマスター鍵(K2,2)を分割することにより得られた分割鍵(eR2,eR1,eR3)ごとに鍵要素マトリクス(M1〜M3)を生成する。鍵要素マトリクス(M1〜M3)の各座標成分には、スケーラビリティ(L)の階層性が保持されるよう、一方向性ハッシュ関数を利用したハッシュ演算が繰り返されることにより順次得られた演算データが割り当てられる。鍵生成手段(463)は、鍵要素マトリクス(M1〜M3)に基づいてスケーラビリティ(R,L)の各階層に対応した部分鍵(K1,1〜K2,2)を生成する。これら部分鍵(K1,1〜K2,2)は、出力手段(480)により符号化手段(410)又は複合化手段(420)に出力される。
請求項(抜粋):
複数種類(≧2)の階層的スケーラビリティを有するディジタルデータの配信サービスを提供する通信システムに適用され、該ディジタルデータに対する符号化及び復号化に利用される暗号鍵を生成するための暗号鍵生成装置であって、 前記複数種類のスケーラビリティから選択された第1及び第2スケーラビリティそれぞれにおいて、前記通信システムにおいて許可されているサービスレベルを満たす階層のうち最下位に位置する階層のデータ単位の符号化及び復号化に利用される暗号鍵を取り込むための入力手段と、 前記入力手段により取り込まれた暗号鍵を、マスター鍵として記録する記録手段と、 前記第1及び第2スケーラビリティのうち基準スケーラビリティとして設定された第1スケーラビリティの階層数で前記記録手段から読み出された前記マスター鍵を分割することにより、該第1スケーラビリティの各階層に対応した分割鍵を生成する鍵分割手段と、 前記第1及び第2スケーラビリティにおける階層値で座標表現された鍵要素マトリクスを前記第1スケーラビリティの階層ごとに生成するに当たり、前記鍵分割手段により生成された前記分割鍵のうち一の分割鍵に基づいて生成される鍵要素マトリクスについて、少なくとも、該一の分割鍵に対応する第1スケーラビリティにおける階層であって前記第2スケーラビリティにおける最下位階層から最上位階層のそれぞれ対応する座標成分に、一方向性ハッシュ関数を利用した該一の分割鍵のハッシュ演算を繰り返すことにより順次得られた演算データを割り当てるマトリクス生成手段と、 前記マトリクス生成手段により生成された前記鍵要素マトリクス間で座標一致している鍵要素を結合させることにより、前記第1及び第2スケーラビリティにおける階層それぞれのデータ単位に対応した部分鍵を生成する鍵生成手段と、そして、 前記鍵生成手段により生成された部分鍵を、前記ディジタルデータの符号化及び複合化の少なくともいずれかを行う装置へ出力する出力手段と、を備えた暗号鍵生成装置。
IPC (2件):
H04L 9/08 ,  H04L 9/14
FI (3件):
H04L9/00 601B ,  H04L9/00 641 ,  H04L9/00 601E
Fターム (11件):
5J104AA16 ,  5J104AA18 ,  5J104AA32 ,  5J104EA02 ,  5J104EA06 ,  5J104EA08 ,  5J104EA18 ,  5J104JA03 ,  5J104NA02 ,  5J104NA37 ,  5J104PA14

前のページに戻る