特許
J-GLOBAL ID:201203011615048480

無段変速機のシール構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人アイテック国際特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-177178
公開番号(公開出願番号):特開2012-036962
出願日: 2010年08月06日
公開日(公表日): 2012年02月23日
要約:
【課題】ベルト式無断変速機において、可動シーブと可動シーブの背面に油圧室を形成するシリンダとの隙間が変化し、シール部材が周期的に変形するものとしても、シール部材の摩耗を抑制してシール性能を確保する。【解決手段】可動シーブとシリンダとの隙間を、断面が矩形状のシールリング50を外周側に、断面が円形状のOリング52を内周側にそれぞれ装着することによりシールする。シールリング50は、4箇所の角のうちOリング52が当接している側の2箇所を面取りする。これにより、ベルトによるプーリとシリンダとの変形に伴ってOリング52が周期的に押し潰されるものとしても、面取りによりリング溝38aの側壁とシールリング50の側面との間に形成されるV字溝にOリング52を流動させることができ、Oリング52の引き摺り摩耗の発生を抑制することができる。【選択図】図4
請求項(抜粋):
可動シーブと固定シーブとが対向して配置され入力軸と出力軸にそれぞれ連結された2つのプーリと、両プーリ間に掛け渡されたベルトと、前記可動シーブの背面に油圧室を形成するシリンダとを備え、前記シリンダ内に油圧を給排することにより前記可動シーブを移動させて前記プーリの溝幅を変更可能な無段変速機における、前記可動シーブと前記シリンダとの隙間をシールする無段変速機のシール構造であって、 前記可動シーブと前記シリンダの一方に形成された環状の溝に配置される環状の外周側シール部材と、 前記環状の溝に前記外周側シール部材よりも内周側に層状に配置され、前記外周側シール部材よりも高弾性の環状の内周側シール部材と、 を備え、 前記外周側シール部材は、前記内周側シール部材と当接している側が面取りされてなる ことを特徴とする無段変速機のシール構造。
IPC (2件):
F16H 9/18 ,  F16J 15/18
FI (2件):
F16H9/18 B ,  F16J15/18 B
Fターム (10件):
3J043AA12 ,  3J043CA01 ,  3J043CA03 ,  3J043CB14 ,  3J043DA02 ,  3J050AA02 ,  3J050BA03 ,  3J050BB13 ,  3J050CB09 ,  3J050DA01
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 伝動装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平10-365076   出願人:ルークゲトリーベ-ジステーメゲゼルシャフトミットベシュレンクテルハフツング
  • シール機構およびそのためのシール部材
    公報種別:公表公報   出願番号:特願2001-501781   出願人:ドベルドベー.エス.シャムバンヨーロッパアクティーゼルスカブ
  • シールリング
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2007-026681   出願人:NTN株式会社
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