特許
J-GLOBAL ID:201203011669135834
梗塞領域灌流改善組成物および血管損傷修復の方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (7件):
辻居 幸一
, 熊倉 禎男
, 箱田 篤
, 浅井 賢治
, 山崎 一夫
, 市川 さつき
, 秋澤 慈
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-539647
公開番号(公開出願番号):特表2012-510521
出願日: 2009年12月02日
公開日(公表日): 2012年05月10日
要約:
【課題】本発明は、梗塞領域損傷を治療する医薬組成物、および正常な疾患プロセスから生じる急性心筋梗塞の余波における梗塞領域の損傷を血管再生対象動物で治療または修復する方法を提供する。【解決手段】前記方法は、カテーテルにより非経口的に対象動物に無菌的医薬組成物を投与することによって実施され、前記無菌的医薬組成物は、第一の治療薬剤として増殖させていない無菌的な単離された走化性造血幹細胞生成物の治療的に有効な量および場合によって少なくとも1つの適合しえる第二の治療薬剤の治療的に有効な量を含む。前記無菌的な単離走化性造血幹細胞生成物の梗塞領域改善量は、自己由来の単離CD34+細胞の濃縮集団を含み、前記濃縮集団は、前記自己由来単離CD34+造血幹細胞の濃縮集団が、CXCR-4を発現しさらにCXCR-4媒介走化性活性を有する少なくとも0.5x106の有能CD34+細胞を提供することができるように、CXCR-4を発現しさらにCXCR-4媒介走化性活性を有する有能細胞の亜集団を含む。【選択図】なし
請求項(抜粋):
以下の工程を含む、正常な疾患プロセスから生じる急性心筋梗塞に続く梗塞領域の損傷を血管再生対象動物で治療または修復する方法:
(a)以下の(i)-(iii)を含む無菌的医薬組成物をカテーテルから非経口的に前記対象動物に投与する工程:
(i)第一の治療薬剤として、梗塞領域灌流改善量の増殖させていない無菌的な単離された走化性造血幹細胞生成物であって、前記梗塞領域灌流改善量の走化性造血幹細胞生成物が自己由来単離CD34+造血幹細胞の濃縮集団を含み、前記濃縮集団が、自己由来単離CD34+造血幹細胞の濃縮集団が、CXCR-4を発現しさらにCXCR-4媒介走化性活性を有する少なくとも0.5x106の有能CD34+細胞を提供することができるように、CXCR-4を発現しさらにCXCR-4媒介走化性活性を有する有能CD34+細胞の亜集団を含む、前記造血幹細胞生成物;
(ii)安定化量の血清であって、前記安定化量の血清が20%(v/v)を越える前記血清;および
(iii)場合によって、治療的に有効な量の少なくとも1つの適合しえる第二の治療薬剤:および
(b)コントロールと比較して、少なくとも1つの梗塞領域で灌流を改善する工程であって、
前記工程において、CXCR-4を発現しさらにCXCR-4媒介走化性活性を有する有能細胞の亜集団を含む単離CD34+細胞の濃縮集団の少なくとも70%の細胞が、カテーテル通過時およびin vitro検査時にCD34+細胞であり、
さらに前記工程において、CXCR-4を発現しさらにCXCR-4媒介走化性活性を有する有能細胞の亜集団を含む単離CD34+細胞の濃縮集団が、カテーテル通過時およびin vitro検査時に(1)CXCR-4媒介走化性活性を維持し、(2)少なくとも約70%の生存率を有し、さらに(3)CXCR-4を発現する有能細胞の亜集団を含むCD34+細胞の濃縮集団を対象動物から入手後少なくとも24時間in vitroで造血細胞コロニーを形成することができ、
さらに前記工程において、投与工程(a)は1つまたは2つ以上の輸液期日において実施され、
さらに前記工程において、第一の輸液期日は1回目および2回目で規定される特定の時間間隔を含み、前記1回目は梗塞領域における最盛期炎症性サイトカインカスケード産生後であり、2回目は梗塞領域における心筋瘢痕形成前である、前記灌流改善工程。
IPC (8件):
A61K 35/28
, A61L 27/00
, A61P 9/10
, A61K 45/00
, A61K 31/137
, A61K 31/557
, A61K 38/00
, A61K 31/443
FI (8件):
A61K35/28
, A61L27/00 V
, A61P9/10 103
, A61K45/00
, A61K31/137
, A61K31/5575
, A61K37/02
, A61K31/4439
Fターム (34件):
4C081CD34
, 4C084AA02
, 4C084AA17
, 4C084BA44
, 4C084CA18
, 4C084NA14
, 4C084ZA401
, 4C084ZC751
, 4C086AA01
, 4C086AA02
, 4C086BC82
, 4C086DA02
, 4C086GA08
, 4C086GA10
, 4C086MA02
, 4C086MA04
, 4C086NA14
, 4C086ZA40
, 4C086ZC75
, 4C087AA01
, 4C087AA02
, 4C087BB63
, 4C087MA66
, 4C087NA14
, 4C087ZA40
, 4C087ZC75
, 4C206AA01
, 4C206AA02
, 4C206FA14
, 4C206MA02
, 4C206MA04
, 4C206NA14
, 4C206ZA40
, 4C206ZC75
引用特許:
審査官引用 (1件)
-
心筋細胞移植実施プロセス
公報種別:公開公報
出願番号:特願2007-302355
出願人:インスティチュデリチャーチェエンエマトロジーエトトランスプランテーション
引用文献:
審査官引用 (5件)
-
PECORA,A.L. et al, Bone marrow derived CD34(+)CXCR4(+) cells maintain viability, mobility and steril
-
WALLER,N. et al, CD34+CXCR4+cell therapy (AMR-001) for myocardial infaretion: Preliminary processing
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PECORA,A.L. et al, Bone marrow derived CD34(+)CXCR4(+) cells maintain viability, mobility and steril
-
WALLER,N. et al, CD34+CXCR4+cell therapy (AMR-001) for myocardial infaretion: Preliminary processing
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Circulation, 2006, 114(18),Suppl.S, p.669
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