特許
J-GLOBAL ID:201203012999778142

水トリー発生試験方法並びに水トリー発生試験用試験片およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 菊池 治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-252836
公開番号(公開出願番号):特開2012-103158
出願日: 2010年11月11日
公開日(公表日): 2012年05月31日
要約:
【課題】水中で使用する絶縁ケーブルに発生する水トリーを試験的に再現する。【解決手段】水トリー発生試験方法の試験片製作工程は、突部41bが形成された第1型部材41を設置する工程と、第1型部材41と共にXLPEが流入可能な流入空間45を形成する第2型部材42を設置する工程と、加熱されたXLPEを流入空間45内に流入させる工程と、流入空間内にあるXLPEを所定温度で所定時間放置して硬化させて第1樹脂層を形成する工程と、第1樹脂層から第1型部材41等を取り外す工程と、電極側表面上に、突部41bの先端と所定の間隙を保つように電極部を形成する工程と、第1樹脂層および第2樹脂層で電極部を挟み込む工程と、を有する。【選択図】図5
請求項(抜粋):
高分子材料に電極部が埋設された平板状の試験片が浸漬可能な水槽部と、前記水槽部の外に配置されて前記電極部に電界を作用可能な電界発生装置と、を有する水トリー発生装置を用いて、前記試験片に水トリーを発生させる水トリー発生試験方法において、 前記試験片は、一方の平坦な表面からその表面に垂直に且つ底部に向かうにしたがって横断面が小さくなるように形成された穴が複数形成されて、且つ前記電極部が前記各穴それぞれの穴底と所定の穴深さ方向距離を保つように形成されて、 当該水トリー発生試験方法は、 前記試験片を製作する試験片製作工程と、 前記試験片製作工程の後に、前記試験片を前記水槽部に浸漬させる浸漬工程と、 前記浸漬工程の後に、前記電極部に電界を作用させて、前記電極部と前記穴底との間に水トリーを発生させる電界作用工程と、 を有し、 前記試験片製作工程は、 金属製の平板で、一方の面に垂直に且つ先端に向かうにしたがって横断面が小さくなるように形成された突部が複数形成された第1型部材を、内部に流入空間が形成された箱状の第2型部材の内部に設置する型部材設置工程と、 前記型部材設置工程の後に、所定温度に加熱された前記高分子材料を、前記流入空間内に流入させる高分子材料流入工程と、 前記高分子材料流入工程の後に、前記流入空間内にある前記高分子材料を、前記所定温度を保ちながら所定時間放置して硬化させて、第1高分子材料層を形成する第1高分子材料層形成工程と、 前記第1高分子材料層形成工程の後に、前記第1高分子材料層から、前記第1型部材および第2型部材を取り外す離型工程と、 前記離型工程の後に、前記第1高分子材料層の第1型部材から遠い方の面上に、前記突部の先端と所定の間隙を保つように、前記電極部を形成する電極部形成工程と、 前記電極部形成工程の後に、高分子材料からなる第2高分子材料層で、前記第1高分子材料層と共に前記電極部を挟み込む電極被覆工程と、 を有することを特徴とする水トリー発生試験方法。
IPC (3件):
G01R 31/20 ,  H01B 13/00 ,  G01N 17/00
FI (3件):
G01R31/20 ,  H01B13/00 C ,  G01N17/00
Fターム (13件):
2G015AA04 ,  2G015AA05 ,  2G015AA27 ,  2G015BA01 ,  2G015CA11 ,  2G050AA04 ,  2G050BA02 ,  2G050CA04 ,  2G050EA06 ,  2G050EB02 ,  2G050EB03 ,  2G050EC01 ,  2G050EC05

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