特許
J-GLOBAL ID:201203017572050301

高張力厚鋼板およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 小林 英一 ,  鈴木 葉子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-018232
公開番号(公開出願番号):特開2012-158791
出願日: 2011年01月31日
公開日(公表日): 2012年08月23日
要約:
【課題】400〜600°Cの温間成形後の材質低下の小さい高張力厚鋼板を提供する。【解決手段】質量%で、C:0.06〜0.10%、Si:0.03〜0.35%、Mn:1.0〜1.6%、Al:0.005〜0.060%、N:0.0040%以下、Mo:0.20〜0.50%、Nb:0.005〜0.030%、V:0.015〜0.080%を、(Mo+4.9V+5.8Nb):0.40〜0.80、および、Mo/V:4.0〜16.0を満足するように含有する組成と、鋼板表裏面から5mmの範囲の表層部を除いた領域が、面積率で80%以上のベイナイト相を主相とし、該ベイナイト相内の方位差15 ゚以上の大角境界で囲まれた領域の公称粒径が4〜40μmである組織を有する厚鋼板とする。この厚鋼板は、引張強さ:570MPa以上で、vTrs:-25°C以下の特性を有し、400〜600°Cの範囲で温間加工しても、材質の低下が少ない。この厚鋼板は、温間で造管して容易に、降伏強さ:500〜620MPa、引張強さ:570MPa以上で、降伏比:90%以下、vTrs:-20°C以下の特性を有する円形鋼管とすることができる。【選択図】なし
請求項(抜粋):
質量%で、 C:0.06〜0.10%、 Si:0.03〜0.35%、 Mn:1.0〜1.6%、 P:0.015%以下、 S:0.003%以下、 Al:0.005〜0.060%、 N:0.0040%以下、 Mo:0.20〜0.50%、 Nb:0.005〜0.030%、 V:0.015〜0.080% を含み、かつ、Mo、Nb、Vを、下記(1)式および下記(2)式を満足するように、含有し、残部Feおよび不可避不純物からなる組成を有し, 鋼板表裏面から5mmの範囲を除いた表層部が、面積率で80%以上のベイナイト相からなり、該ベイナイト内の方位差15 ゚以上の大角境界で囲まれた領域の公称粒径が4〜40μmである組織を有し、温間加工後の特性に優れることを特徴とする引張強さ:570MPa以上の高張力厚鋼板。 記 0.40 ≦(Mo+4.9V+5.8Nb)≦ 0.80 ....(1) 4.0 ≦ Mo/V ≦ 16.0 ....(2) ここで、Mo、V、Nb:各元素の含有量(質量%)
IPC (5件):
C22C 38/00 ,  C22C 38/12 ,  C22C 38/58 ,  C21D 8/02 ,  B21B 3/00
FI (5件):
C22C38/00 301A ,  C22C38/12 ,  C22C38/58 ,  C21D8/02 B ,  B21B3/00 A
Fターム (34件):
4E063AA01 ,  4E063BA01 ,  4E063KA11 ,  4E063MA02 ,  4K032AA01 ,  4K032AA02 ,  4K032AA04 ,  4K032AA08 ,  4K032AA11 ,  4K032AA14 ,  4K032AA16 ,  4K032AA19 ,  4K032AA21 ,  4K032AA22 ,  4K032AA23 ,  4K032AA26 ,  4K032AA27 ,  4K032AA29 ,  4K032AA31 ,  4K032AA35 ,  4K032AA36 ,  4K032AA40 ,  4K032BA01 ,  4K032BA03 ,  4K032CA02 ,  4K032CB01 ,  4K032CB02 ,  4K032CC03 ,  4K032CC04 ,  4K032CD02 ,  4K032CD03 ,  4K032CD06 ,  4K032CF01 ,  4K032CF02
引用特許:
審査官引用 (1件)

前のページに戻る