特許
J-GLOBAL ID:201203025542228710

回転磁界センサ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 星宮 勝美 ,  渡邊 和浩 ,  城澤 達哉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-230578
公開番号(公開出願番号):特開2012-083257
出願日: 2010年10月13日
公開日(公表日): 2012年04月26日
要約:
【課題】磁気検出素子の出力信号に含まれる誤差成分の位相が任意になる場合であっても、検出角度の誤差を低減できるようにする。【解決手段】第1ないし第3の演算部31,32,33を有する角度検出部3には、回転磁界の互いに異なる方向の成分の強度に対応した第1および第2の信号が入力される。第1の演算部31は、第1の信号と第2の信号の2乗和信号を生成する。第2の演算部32は、2乗和信号に基づいて、第1の信号に含まれる第1の誤差成分の推定値である第1の誤差成分推定値と、第2の信号に含まれる第2の誤差成分の推定値である第2の誤差成分推定値とを算出する。第3の演算部33は、第1の信号から第1の誤差成分推定値を減算して第1の補正後信号を生成し、第2の信号から第2の誤差成分推定値を減算して第2の補正後信号を生成し、第1および第2の補正後信号に基づいて角度検出値を算出する。【選択図】図4
請求項(抜粋):
基準位置における回転磁界の方向が基準方向に対してなす角度を検出する回転磁界センサであって、 前記回転磁界を検出する複数の磁気検出素子を含み、前記複数の磁気検出素子の出力信号に基づいて、前記回転磁界の互いに異なる方向の成分の強度に対応した第1および第2の信号を生成する信号生成部と、 前記信号生成部によって生成された前記第1および第2の信号に基づいて、前記基準位置における前記回転磁界の方向が前記基準方向に対してなす角度と対応関係を有する角度検出値を算出する角度検出部とを備え、 前記第1の信号は、第1の理想成分と第1の誤差成分とを含み、 前記第2の信号は、第2の理想成分と第2の誤差成分とを含み、 前記第1の理想成分と第2の理想成分は、互いに等しい信号周期で、理想的な正弦曲線を描くように周期的に変化し、 前記第2の理想成分の位相は、前記第1の理想成分の位相と異なり、 前記第1の理想成分の2乗と前記第2の理想成分の2乗との和は一定値であり、 前記第1の誤差成分と第2の誤差成分は、互い同期して変化し、且つそれらの周期は前記信号周期の1/3であり、 前記角度検出部は、 前記第1の信号の2乗と前記第2の信号の2乗との和よりなり、前記信号周期の1/2の周期の2乗和信号を生成する第1の演算部と、 前記2乗和信号に基づいて、前記第1の誤差成分の推定値である第1の誤差成分推定値と、前記第2の誤差成分の推定値である第2の誤差成分推定値とを算出する第2の演算部と、 前記第1の信号から前記第1の誤差成分推定値を減算して第1の補正後信号を生成し、前記第2の信号から前記第2の誤差成分推定値を減算して第2の補正後信号を生成すると共に、前記第1および第2の補正後信号に基づいて、前記基準位置における前記回転磁界の方向が前記基準方向に対してなす角度と対応関係を有する角度検出値を算出する第3の演算部とを有することを特徴とする回転磁界センサ。
IPC (1件):
G01D 5/244
FI (1件):
G01D5/244 J
Fターム (9件):
2F077AA11 ,  2F077CC02 ,  2F077NN04 ,  2F077NN17 ,  2F077PP14 ,  2F077QQ03 ,  2F077TT13 ,  2F077TT16 ,  2F077TT31

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