特許
J-GLOBAL ID:201203030711121711

制振装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 大西 雅直 ,  坪内 哲也
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-211519
公開番号(公開出願番号):特開2012-068773
出願日: 2010年09月22日
公開日(公表日): 2012年04月05日
要約:
【課題】適応フィルタの発散を抑制して制振制御の安定性を確保しながら伝達特性の位相成分を補正して制振精度を向上させた制振装置を提供する。【解決手段】発散抑制モードにおいて、評価振動を構成する相殺振動(Vi4r+Vi4i)と所望の相殺振動Vi4iとの位相差βを低減して、適応フィルタ32fの算出が発散することが抑制される。そして、予め定めた伝達特性の位相成分を補正する場合に、位相成分の補正に起因して適応フィルタが発散するおそれのある通常モードから適応フィルタの発散を抑制する発散抑制モードに切り換えて、発散抑制モードにおいて位相成分の補正を実施するので、伝達特性を補正することによって補正後の伝達特性と現実の伝達特性との位相差が著しくかけ離れる場合であっても、適応フィルタの発散を抑制して制御の安定性を確保しながら伝達特性の位相成分を補正して制振精度を向上させることが可能となる。【選択図】図2
請求項(抜粋):
振動発生源で生じる振動と加振手段を通じて発生させる相殺振動とを制振すべき位置で相殺するにあたり、前記加振手段から前記制振すべき位置に至る振動伝達経路上の伝達特性に関する情報を予め設定しておき、この予め定めた伝達特性に関する情報と適応フィルタとに基づき前記振動発生源から前記制振すべき位置に伝達した振動に対し逆相となる相殺振動を前記加振手段を通じて前記制振すべき位置に発生させ、発生した相殺振動と前記振動発生源から前記制振すべき位置に伝達した振動との相殺誤差として残る残留振動を評価振動とし、この評価振動が小さくなるように前記適応フィルタの算出を繰り返すことで当該適応フィルタを真値に収束させる通常モードを具備する制振装置であって、 前記適応フィルタに基づき予め設定した伝達特性で制振すべき位置に伝達したとみなせる相殺振動と前記残留振動とを合成した振動を評価振動とし、この評価振動が小さくなるように前記適応フィルタを更新することにより前記適応フィルタの算出の発散を抑制する発散抑制モードと、 予め設定した伝達特性の一つである位相成分を補正する伝達特性補正部とを設け、 前記伝達特性補正部により位相成分を補正する場合に、前記通常モードから前記発散抑制モードに切り換えて当該発散抑制モードにおいて位相成分の補正を実施するように構成されていることを特徴とする制振装置。
IPC (3件):
G05D 19/02 ,  F16F 15/02 ,  G05B 13/02
FI (3件):
G05D19/02 D ,  F16F15/02 B ,  G05B13/02 A
Fターム (13件):
3J048AB11 ,  3J048AD03 ,  3J048CB19 ,  3J048DA01 ,  3J048EA36 ,  5H004GA09 ,  5H004GB12 ,  5H004HA12 ,  5H004HB12 ,  5H004KC39 ,  5H004KC48 ,  5H004KC54 ,  5H004MA14

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