特許
J-GLOBAL ID:201203035922974992

柱の補強構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 嶋 宣之
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-177533
公開番号(公開出願番号):特開2012-036636
出願日: 2010年08月06日
公開日(公表日): 2012年02月23日
要約:
【課題】 既存の柱の強度を十分に向上させながら、補強された柱が地震発生時などに変形しても、柱の補強に用いた囲い鋼板が梁や床などの構造体に衝突して、その構造体を破損してしまうことがないようにする。【解決手段】 柱1の周囲に複数の囲い鋼板2を柱の軸方向に連続的に配置し、これら囲い鋼板2を帯状シート3で結束するとともに、囲い鋼板2と柱1との間にグラウト材4を充填する柱の補強構造において、柱1と一体になった梁5や床6と、これらに隣接する囲い鋼板2との間に間隔Sを設け、複数の補強鋼板7を上記囲い鋼板2の一部に重ね合わせて、補強鋼板7で上記間隔Sの周囲を囲ってこれらを帯状シート3で結束し、上記補強鋼板7と囲い鋼板2とで構成する連続空間にグラウト材を充填する一方、柱1を変形させる衝撃が補強鋼板7に作用したとき、補強鋼板7が囲い鋼板2に対して相対移動する構成にした。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
柱と、梁及び床のうち少なくとも一方の構造体とが一体になった建造物であって、柱の周囲に複数の囲い鋼板を柱の軸方向に連続的に配置し、これら囲い鋼板を帯状シートで結束するとともに、これら囲い鋼板と柱との間にグラウト材を充填する柱の補強構造において、柱が地震等で変形したとき、上記構造体に隣接する囲い鋼板が当該構造体に突き当たらないようにするために、上記構造体とこの構造体に隣接する囲い鋼板との間に間隔を設けるとともに、複数の補強鋼板を上記構造体に隣接する囲い鋼板の一部に重ね合わせて、これらの補強鋼板で上記間隔の周囲を囲ってこれらを帯状シートで結束し、上記補強鋼板と囲い鋼板とで構成する連続空間にグラウト材を充填する一方、上記柱を変形させる衝撃が上記補強鋼板に作用したとき、補強鋼板が囲い鋼板に対して相対移動する構成にした柱の補強構造。
IPC (1件):
E04G 23/02
FI (1件):
E04G23/02 F
Fターム (2件):
2E176AA04 ,  2E176BB29

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