特許
J-GLOBAL ID:201203039508523003

蓄電デバイス、および蓄電装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 一色国際特許業務法人
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-031147
公開番号(公開出願番号):特開2012-169222
出願日: 2011年02月16日
公開日(公表日): 2012年09月06日
要約:
【課題】外形寸法と電気的な性能を維持しつつ、コストアップを招くことなく、内圧上昇に伴う破裂を防止し、ガスや電解液の排出方向を制御できるラミネート外装型蓄電デバイスを提供する。【解決手段】2枚のフィルム(100a,100b)の周縁が枠状の接着領域60にて接着されてなる外装体100内にシート状電極(10p,10n)の積層体50と電解液51が密封され、接着領域は内圧開放部70と外装体の周縁にて開口する内圧誘導管路71を内包し、枠状の接着領域の内周61から外周62までの距離Waは、内周と内圧誘導管路において内周に最も近い部位64までの距離Wcよりも長く、当該距離Wcは、接着領域の内周から内圧開放部において内周に最も近い部位63までの距離Wbよりも長く、内圧上昇時に接着領域の内周が外周側に後退していく過程で、内圧開放部が内周と連絡し、その内圧が内圧誘導管路の開口72から開放される。【選択図】図5
請求項(抜粋):
略矩形のシート状に成形された正極と負極をセパレーターを介して対向配置してなる積層体と電解液とがフィルム状の外装体内に密封されているとともに、前記積層体に形成されている電極端子に接続された電極板が前記外装体の外に露出されてなる蓄電デバイスであって、 前記外装体は、平面形状が同じ2枚のフィルム素材の周縁を枠状に縁取る接着領域にて相互に接着されてなり、 前記積層体は、前記枠状の接着領域の内側に配置され、 前記枠状の接着領域は、2枚のフィルム素材が接着状態にない非接着領域を内包し、 前記非接着領域は、前記接着領域を枠の周回形状に沿って縦貫しつつ、終端が外装体の周縁にて開口する内圧誘導管路と、当該内圧誘導管路の始端から前記終端までの途上に少なくとも一つ以上設けられた内圧開放部と、から構成され、 前記枠状の接着領域の内周と外周との距離Waと、前記接着領域の内周から前記内圧開放部において当該内周に最も近接する部位までの距離Wbと、前記接着領域の内周から内圧誘導管路において当該内周に最も近接する部位までの距離Wcは、Wb<Wc<Waの関係を満たし、 前記内圧開放部は、前記外装体内の内圧が上昇したときに、前記枠状の接着領域が内周側から外周側に向かって剥離して当該内周が後退していく過程で、当該接着領域の他の領域に先行して当該後退していく内周と連絡し、当該内圧を前記内圧誘導管路を経由して前記開口から開放させる、 ことを特徴とする蓄電デバイス。
IPC (2件):
H01M 2/12 ,  H01M 2/02
FI (2件):
H01M2/12 Z ,  H01M2/02 K
Fターム (16件):
5H011AA17 ,  5H011BB03 ,  5H011CC02 ,  5H011DD14 ,  5H011EE04 ,  5H011FF02 ,  5H011KK01 ,  5H012AA03 ,  5H012BB08 ,  5H012CC01 ,  5H012DD01 ,  5H012DD17 ,  5H012EE01 ,  5H012FF01 ,  5H012GG03 ,  5H012JJ02

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