特許
J-GLOBAL ID:201203039773125060

空間光変調器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 磯野 道造 ,  多田 悦夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-293081
公開番号(公開出願番号):特開2012-141402
出願日: 2010年12月28日
公開日(公表日): 2012年07月26日
要約:
【課題】画素の選択性を向上させた、磁気光学式の空間光変調器を提供する。【解決手段】基板7上に配列された複数の画素4のそれぞれに磁気光学材料を細線状に形成してなる磁性細線1を備え、さらに基板7上に磁気転写膜5を磁性細線1の下面に接触させて備える空間光変調器10であって、磁性細線1において、両端に接続された一対の電極2,3にて供給される電流により2つの磁区D0,D1間の磁壁DWが細線方向に移動して、光の入射領域1rに磁区D0,D1のいずれかを選択的に到達させて、入射領域1rの磁化方向を反転させるものである。磁性細線1の磁化方向が磁気転写膜5に転写されるため、入射領域1rの直下における磁気転写膜5の磁化方向は磁性細線1と共に反転する。基板7を透過して入射した光は、磁気転写膜5を透過する際のファラデー効果により大きく旋光し、磁性細線1で反射して、再び磁気転写膜5を透過する際にも旋光して出射する。【選択図】図2
請求項(抜粋):
光を透過させる基板と、この基板上にマトリクス状に配列された複数の画素と、前記複数の画素から1以上の画素を選択する画素選択手段と、この画素選択手段が選択した画素に所定の電流を供給する電流供給手段と、を備え、前記基板を透過して前記画素選択手段が選択した画素に入射した光を、偏光の向きを特定の方向に変化させて反射して出射する空間光変調器であって、 前記画素は、磁気光学材料を細線状に形成して細線方向に連続して2以上の磁区が形成された磁性細線と、この磁性細線の両端近傍に接続された一対の電極とを備え、 前記磁性細線は、前記光を入射させるための細線方向に区切られた領域である入射領域が予め指定された位置に設けられ、前記電流が前記一対の電極を介して細線方向に供給されることにより、隣り合う2つの磁区の間に生成している磁壁が細線方向に移動して、前記入射領域に前記2つの磁区のいずれか1つが到達するものであり、 前記基板と前記複数の画素との間に、さらに磁気転写膜を前記磁性細線の前記基板側の面に接触させて備えることを特徴とする空間光変調器。
IPC (1件):
G02F 1/09
FI (1件):
G02F1/09 503
Fターム (11件):
2H079AA02 ,  2H079AA03 ,  2H079BA02 ,  2H079CA02 ,  2H079DA12 ,  2H079EB18 ,  2H079GA05 ,  2H079HA03 ,  2H079JA05 ,  2H079KA05 ,  2H079KA18
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 磁気光学式空間光変調器
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2008-180787   出願人:日本放送協会
  • 特開昭62-080844
  • 特開昭62-080844

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