特許
J-GLOBAL ID:201203040749585024

リチウムイオン二次電池の劣化判定システムおよび劣化判定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 深見 久郎 ,  森田 俊雄 ,  堀井 豊 ,  荒川 伸夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-129999
公開番号(公開出願番号):特開2011-258337
出願日: 2010年06月07日
公開日(公表日): 2011年12月22日
要約:
【課題】リチウムイオン二次電池の再利用可否を非破壊で適切に判定する。【解決手段】MPUは、リチウムイオン二次電池の容量の変化に対する開放電圧の変化を示す開放電圧特性に基づく劣化診断によって、正極容量維持率(k1)、負極容量維持率(k2)および電池のずれ容量(ΔQs)を取得する(S100)。MPUは、所定の磨耗劣化マップに基づいて、正極容量維持率(k1)および負極容量維持率(k2)から、磨耗劣化に起因したずれ容量(ΔQs(W))を推定するとともに(S110)、ずれ容量(ΔQs)を、磨耗劣化に起因したずれ容量(ΔQs(W))とリチウム析出に起因したずれ容量(ΔQs(Li))とに分離する(S120)。MPUは、少なくともリチウム析出に起因したずれ容量(ΔQs(Li))に基づいて、劣化判定対象であるリチウムイオン二次電池のリユースおよび/またはリサイクルの可否を判定する(S200)。【選択図】図11
請求項(抜粋):
リチウムイオン二次電池の容量の変化に対する開放電圧の変化を示す開放電圧特性に基づく劣化診断によって、前記リチウムイオン二次電池の正極容量維持率、負極容量維持率および電池容量変動量を取得するための劣化パラメータ取得部と、 前記正極容量維持率および前記負極容量維持率と、前記電池容量変動量のうちの磨耗劣化に対応した第1の変動量との間の予め求められた対応関係に従って、取得された前記正極容量維持率および前記負極容量維持率に基づいて、取得された前記電池容量変動量を、前記第1の変動量とリチウム析出による劣化に対応した第2の変動量とに分離するためのリチウム析出量推定部と、 前記劣化パラメータ取得部によって取得された前記正極容量維持率および前記負極容量維持率と、前記リチウム析出量推定部によって求められた前記第2の変動量との少なくとも1つと、所定の判定値との比較に基づいて、前記リチウムイオン二次電池の再利用可否を判定するための判定部とを備え、 前記正極容量維持率は、前記リチウムイオン二次電池の初期状態における正極容量に対する劣化状態の正極容量の比によって示され、 前記負極容量維持率は、前記リチウムイオン二次電池の前記初期状態における負極容量に対する前記劣化状態の負極容量の比によって示され、 前記電池容量変動量は、前記劣化状態の負極容量と、前記劣化状態での正極組成軸に対する負極組成軸のずれ量との積で示される、リチウムイオン二次電池の劣化判定システム。
IPC (4件):
H01M 10/42 ,  G01R 31/36 ,  H01M 10/48 ,  H01M 10/54
FI (4件):
H01M10/42 Z ,  G01R31/36 A ,  H01M10/48 P ,  H01M10/54
Fターム (16件):
2G016CA03 ,  2G016CB05 ,  2G016CB06 ,  2G016CB11 ,  2G016CB21 ,  2G016CC03 ,  2G016CC07 ,  2G016CC27 ,  2G016CC28 ,  5H030AA10 ,  5H030AS08 ,  5H030FF41 ,  5H030FF43 ,  5H031AA09 ,  5H031HH01 ,  5H031RR02

前のページに戻る