特許
J-GLOBAL ID:201203041659476427

アクリル樹脂シートと織物状物を一体化した複合三次元成形物、並びにその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-096532
公開番号(公開出願番号):特開2012-218432
出願日: 2011年04月07日
公開日(公表日): 2012年11月12日
要約:
【課題】 現在、市場に於いてモバイル機器の筐体、自動車内装部材等の成形物に、プラスチックシートと織編み物等の織物状物を複合一体化して作成された複合シートを使用して作成された複合三次元成形物は商品化されていない。近年パソコン、携帯電話等のモバイル機器筐体、ドアートリム等の自動車内装部材に於いて外観デザインの多様化が顕著となり、当該企業間での同類製品の差別化ニーズが高まってきた。本発明はこのような市場ニーズに対応し、従来のプラスチック単体では表現出来なかった織編み物等の織物状物を使用した複合三次元成形物を提供する。【解決手段】 メタクリル樹脂とアクリルゴムの混合ポリマーによる薄手の透明硬質アクリル樹脂シートを第一層にして、アクリルエマルジョン又は、ウレタン系エマルジョンをあらかじめ全体に含浸脱気加工した織物状物を第三層として、アクリル又はウレタン系又はEVA系の無溶剤タイプ熱可塑性接着剤を塗工し第二層として積層一体化した複合シートを作成し、インサート成形又はインモールド成形することにより、織物状物の質感を活かしながら従来のプラスチック製の製品と同様の取り扱い性、並びに品質、物性を有する複合三次元成形物の製品化を可能とする。さらには、ジャカード織物等の厚みのある複雑な織物状物を、エアーの混入を防ぎ、且つその質感を活かした複合三次元成形物を得るために、接着加工前に所定の樹脂含浸加工を施して複合シートを作成することを特徴とする。次いで、透明硬質アクリル樹脂シートの表面に成形可能なプレキュアーコートを施すことにより表面の耐アルコール性、耐擦傷性等の品質面の改良を行い、より実用性の高い複合三次元成形物を提供する。
請求項(抜粋):
メタクリル樹脂60〜80重量%とアクリリゴム含有重合体40〜20重量%の混合ポリマーよりなる厚さ0,2mm〜0,9mmの透明硬質アクリル樹脂シートを第一層とし、裏面にアクリル又はウレタン系又はEVA系の熱可塑性接着剤による第二層を介して、第三層にアクリリ又はウレタン系エマルジョンを含浸した織物状物を積層し一体化して作成されたことを特徴とする複合シート。
IPC (4件):
B32B 27/12 ,  B32B 27/30 ,  B29C 51/10 ,  B29C 45/14
FI (4件):
B32B27/12 ,  B32B27/30 A ,  B29C51/10 ,  B29C45/14
Fターム (50件):
4F100AK25A ,  4F100AK25B ,  4F100AK25C ,  4F100AK45E ,  4F100AK51B ,  4F100AK51C ,  4F100AK68B ,  4F100AK74E ,  4F100AL05A ,  4F100AN02A ,  4F100BA03 ,  4F100BA04 ,  4F100BA05 ,  4F100BA10A ,  4F100BA10C ,  4F100BA10D ,  4F100BA10E ,  4F100DG12C ,  4F100EH36E ,  4F100EH46D ,  4F100EJ08D ,  4F100EJ82C ,  4F100JK12A ,  4F100JN01A ,  4F206AA21 ,  4F206AA28 ,  4F206AD08 ,  4F206AD16 ,  4F206AD19 ,  4F206AD20 ,  4F206AD34 ,  4F206JA07 ,  4F206JB12 ,  4F206JB13 ,  4F206JB23 ,  4F206JB28 ,  4F206JF05 ,  4F208AD08 ,  4F208AD16 ,  4F208AD19 ,  4F208AD20 ,  4F208AD34 ,  4F208MA01 ,  4F208MA02 ,  4F208MB01 ,  4F208MG04 ,  4F208MG11 ,  4F208MH06 ,  4F208MW02 ,  4F208MW23

前のページに戻る