特許
J-GLOBAL ID:201203041976888803

トラックスケールにおける被計量車両の重心位置計測装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 白川 孝治 ,  大浜 博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-239351
公開番号(公開出願番号):特開2012-093158
出願日: 2010年10月26日
公開日(公表日): 2012年05月17日
要約:
【課題】既存のトラックスケール(演算処理装置を含む)に簡単な構成を付加することで、被計量車両の計量時に該被計量車両の重心高さ位置も同時に計測し得るようにする。【解決手段】計量台10として、車両の全輪を同時に載せ得る面積の平坦面11とその前方位置に所定高さ段上げした前輪載せ台12を設けたものを使用し、被計量車両の前輪位置と後輪位置を検出し得る車輪位置検出器8を有し、演算処理装置3に、前後変位量算出手段と、車軸間距離算出手段21と、車両傾斜角算出手段22と、前輪軸重算出手段23Aと、後輪軸重算出手段23Bと、前後重心位置算出手段24と、記憶手段32と、前後重心変位量算出手段25と、車両重心高さ位置算出手段26とをそれぞれ備え、平坦面11上で算出した前後重心位置情報と前輪を前輪載せ台12上に載せた状態での前後重心位置情報とから算出された重心変位量と、車両傾斜角算出手段22で算出された車両傾斜角とから、被計量車両の重心高さ位置を算出するようにしている。【選択図】 図9
請求項(抜粋):
計量台(10)の四隅付近の下面にそれぞれロードセル(13A〜13D)を設け、上記計量台(10)上に被計量車両(5)を載せたときの各ロードセル(13A〜13D)からの検出値に基いて演算処理装置(3)により被計量車両(5)の重量を計量し得るようにしたトラックスケールにおいて、 上記計量台(10)は、被計量車両(5)の全輪(51A〜51D)を同時に載せ得る面積の平坦面(11)とその平坦面(11)の前方位置に該平坦面(11)より所定高さ段上げした前輪載せ台(12)を設けたものを使用する一方、 上記計量台(10)上に載せられた被計量車両(5)の前輪位置と後輪位置を検出し得る車輪位置検出器(8)を有し、 上記演算処理装置(3)は、 被計量車両(5)を計量台(10)上に載せた状態での上記車輪位置検出器(8)からの車輪位置情報に基いて被計量車両(5)が前後方向の基準位置から前後にどれだけ変位しているかを算出する前後変位量算出手段(20)と、 上記車輪位置検出器(8)で検出した前輪位置と後輪位置とから前後の車軸間の距離(L)を算出する車軸間距離算出手段(21)と、 被計量車両(5)の前輪(51A,51B)が上記前輪載せ台(12)上に載った状態において上記車軸間距離算出手段(21)で算出された車軸間距離(L)と上記前輪載せ台(12)の高さ(H)とから被計量車両(5)の前後傾斜角(θ)を算出する車両傾斜角算出手段(22)と、 上記各ロードセル(13A〜13D)からの検出値(Wa〜Wd)に基いて現状位置での前輪軸重と後輪軸重とをそれぞれ算出する前輪軸重算出手段(23A)及び後輪軸重算出手段(23B)と、 上記前輪軸重算出手段(23A)及び上記後輪軸重算出手段(23B)でそれぞれ算出された前輪軸重及び後輪軸重と上記前後変位量算出手段(20)で算出された前後変位量とから車両重心位置(G又はG′)が車両前後方向のどの位置にあるかを算出する前後重心位置算出手段(24)と、 被計量車両(5)の全輪が計量台(10)の平坦面(11)上に載っている状態での上記前後重心位置算出手段(24)で算出された前後重心位置情報を記憶する記憶手段(32)と、 被計量車両(5)の前輪(51A,51B)が上記前輪載せ台(12)上に載った状態での上記前後重心位置算出手段(24)で新たに算出された前後重心位置情報と上記記憶手段(32)で記憶している平坦面(11)上での上記前後重心位置情報とを比較してその前後重心変位量(T)を算出する前後重心変位量算出手段(25)と、 上記前後重心変位量算出手段(25)で算出された前後重心変位量(T)と上記車両傾斜角算出手段(22)で算出された車両傾斜角(θ)とに基いて被計量車両(5)の重心高さ位置(G1)を算出する車両重心高さ位置算出手段(26)、 とをそれぞれ備えている、 ことを特徴とするトラックスケールにおける被計量車両の重心位置計測装置。
IPC (2件):
G01M 1/12 ,  G01G 19/02
FI (2件):
G01M1/12 ,  G01G19/02 B
Fターム (4件):
2G021AA03 ,  2G021AB10 ,  2G021AC01 ,  2G021AK11

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