特許
J-GLOBAL ID:201203045094715851

スラグ投入による海水のOH-負荷量の予測方法及び海域投入用スラグの調製又は選定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 苫米地 正敏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-220556
公開番号(公開出願番号):特開2012-077922
出願日: 2010年09月30日
公開日(公表日): 2012年04月19日
要約:
【課題】スラグAを海域に投入した場合に海面〜可視水深領域の海水に与えるOH-負荷量を正確且つ簡便に予測する。【解決手段】スラグAの粒度分布を複数の粒度帯gに区分けし、各粒度帯gのスラグ比表面積sと海面〜可視水深の沈降時間tを求めるとともに、複数の粒度帯gの中から任意の粒度帯gxを選択し、次の手順でOH-溶出量Dを求める。(1)粒度帯gxのスラグの溶出試験で測定されたpHに基づき海水のOH-濃度増加速度vxを求め、(2)粒度帯gxのスラグ比表面積sxとOH-濃度増加速度vxに基づき、スラグAの単位比表面積当たりのOH-濃度増加速度分を求め、これに基づき粒度帯gx以外の他の粒度帯gの各スラグOH-濃度増加速度vを求め、(3)各粒度帯gのスラグについて、[OH-濃度増加速度v]×[海面〜可視水深の沈降時間t]×[スラグA中の割合w]=OH-溶出量dを求め、それらの総和をOH-溶出量Dとして求める。【選択図】図6
請求項(抜粋):
或る任意のスラグAを海域に投入した場合にスラグが海面〜可視水深領域の海水に与えるOH-負荷量を予測するための方法であって、 スラグAの粒度分布を複数の粒度帯gに区分けし、各粒度帯gのスラグについて、比表面積sと海域に投入した際の海面から可視水深までの沈降時間tを求めるとともに、複数の粒度帯gの中から任意の粒度帯gxを選択し、下記(i)〜(iii)の手順に従い、スラグAを海域に投入した際の海面〜可視水深領域でのスラグからのOH-溶出量Dを求めることを特徴とする、スラグ投入による海水のOH-負荷量の予測方法。 (i)粒度帯gxのスラグを供試体とする溶出試験を行い、スラグを海水に浸漬した時のpH測定結果に基づき、海水のOH-濃度増加速度vxを求める。 (ii)粒度帯gxのスラグの比表面積sxとOH-濃度増加速度vxに基づき、スラグAにおける単位比表面積当たりのOH-濃度増加速度分を求め、この単位比表面積当たりのOH-濃度増加速度分を、粒度帯gx以外の他の粒度帯gの各スラグの比表面積sに乗ずることで、粒度帯gx以外の他の粒度帯gの各スラグのOH-濃度増加速度vを求める。 (iii)各粒度帯gのスラグについて、[OH-濃度増加速度v]×[海面から可視水深までの沈降時間t]×[スラグA中に占める割合w]=OH-溶出量dを求め、全ての粒度帯gのスラグのOH-溶出量dの総和をOH-溶出量Dとして求める。
IPC (2件):
F27D 15/00 ,  C04B 5/00
FI (2件):
F27D15/00 A ,  C04B5/00 C
Fターム (10件):
4G112JD00 ,  4G112JE06 ,  4K063AA02 ,  4K063AA03 ,  4K063AA04 ,  4K063BA06 ,  4K063CA02 ,  4K063CA03 ,  4K063HA38 ,  4K063HA39
引用特許:
審査官引用 (2件)
引用文献:
前のページに戻る