特許
J-GLOBAL ID:201203045431072313

細胞培養環境評価方法及びその装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人アイテック国際特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-041469
公開番号(公開出願番号):特開2012-175946
出願日: 2011年02月28日
公開日(公表日): 2012年09月13日
要約:
【課題】細胞培地を多面的に評価する。【解決手段】標準培地で細胞を培養したときの画像Aと、別途同じ標準培地で細胞を培養したときの画像A’と、対照培地で細胞を培養したときの画像Bとを用いて、各細胞について複数の形態特徴量を求め、各画像につき階層的クラスタリングを実行し、デンドログラムを作成する。各画像から得られたデンドログラムを用いてクラスタ数を値2から順に設定していき、画像Aと画像A’との間でクラスタごとの細胞数を用いてχ二乗検定を、画像Aと画像Bとの間でクラスタごとの細胞数を用いてχ二乗検定を行う。その検定値を用いて評価値を算出し、クラスタ数と評価値との関係から最適クラスタ数を設定する。標準培地のデンドログラムを最適クラスタ数のクラスタに分け、検討培地で培養したときの細胞を各クラスタに割り振り、各クラスタと細胞の存在比率との関係を表す形態クラスタ比率プロファイルを作成する。【選択図】図2
請求項(抜粋):
(a)標準培養環境を用いて特定の細胞を培養したときに経時的に撮影した画像群Aと、別途、前記標準培養環境を用いて前記特定の細胞を培養したときに経時的に撮影した画像群A’と、前記標準培養環境とは異なる対照培養環境を用いて前記特定の細胞を培養したときに経時的に撮影した画像群Bとを取得するステップと、 (b)前記画像群A,A’,Bの全てにおいて、各細胞について予め定められた複数の形態特徴量の値を算出するステップと、 (c)前記画像群A,A’,Bの各々につき、各細胞と前記複数の形態特徴量の値とを対応づけた細胞-形態特徴量対応データを用いて相関分析を実行し、全画像群中に含まれる細胞に関する相関関係図を作成するステップと、 (d)前記画像群A,A’,Bの各々につき、前記細胞に関する相関関係図をもとに、相関性の高い複数の細胞が所属するグループとしてクラスタを設定することを目標とし、クラスタ数を値2から順に所定数まで設定していき、設定されたクラスタ数に分割されたクラスタと各クラスタに振り分けられた細胞数とを用いてχ(カイ)二乗検定を行い、各画像群A,A’,Bの検定値を求めるステップと、 (e)前記画像群Aから得られた検定値と前記画像群A’から得られた検定値との差Δ1と、前記画像群Aから得られた検定値と前記画像群Bから得られた検定値との差Δ2との差分Δ2-Δ1を評価値として算出するステップと、 (f)クラスタ数に対する評価値が上限に達した時点のクラスタ数を、最適クラスタ数n(nは2以上の整数)に設定するステップと、 (g)前記画像群A又は前記画像群A’で得られた全細胞につき、該画像群の相関関係図を前記最適クラスタ数nで分けたときの第1〜第nクラスタと、各クラスタに含まれる細胞数との関係を表す形態クラスタ比率プロファイルを作成するステップと、 (h)検討培養環境を用いて前記特定の細胞を培養したときに撮影した画像Xを取得し、該画像Xに含まれる各細胞について前記複数の形態特徴量の値を算出し、各細胞と前記複数の形態特徴量の値とを対応づけた細胞-形態特徴量対応データと前記第1〜第nクラスタ中の全ての細胞との相関性を算出することにより、画像Xに含まれる全細胞が所属する各々の前記第1〜第nクラスタ名と所属クラスタに含まれる細胞数を求めることで形態クラスタ比率プロファイルを作成するステップと、 を含む細胞培養環境評価方法。
IPC (2件):
C12Q 1/02 ,  C12M 1/34
FI (2件):
C12Q1/02 ,  C12M1/34 A
Fターム (14件):
4B029AA07 ,  4B029BB01 ,  4B029CC01 ,  4B029FA03 ,  4B029FA11 ,  4B029FA15 ,  4B063QA05 ,  4B063QQ05 ,  4B063QS22 ,  4B063QS24 ,  4B063QS28 ,  4B063QS36 ,  4B063QS39 ,  4B063QX01
引用特許:
出願人引用 (5件)
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審査官引用 (5件)
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