特許
J-GLOBAL ID:201203052419775720

ポリカーボネート樹脂ペレットの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 河備 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-025860
公開番号(公開出願番号):特開2012-162048
出願日: 2011年02月09日
公開日(公表日): 2012年08月30日
要約:
【課題】塩素化合物等の不純物含有量が極めて少なく、樹脂の劣化が少なくて黄変の発生がなく、ペレット外観が良好で、樹脂添加剤フリーで使用可能なポリカーボネート樹脂ペレットの提供。【解決手段】1)特定の粉粒体形状のポリカーボネート樹脂を用い、2)酸素濃度が3容量%以下の不活性ガス雰囲気中を50cm以上落下移動させ、3)押出機の混練ゾーンにおいて、電気伝導度が30μS/cm以下の水を特定量注入し、4)ベント口を減圧状態にして吸引すると共に、樹脂中の水分濃度を10〜200ppmに調整し、5)ダイから押し出されたストランドを電気伝導度が30μS/cm以下の水中で冷却し、6)ストランドを70°C〜130°Cでカッティングし、10〜200ppm含水するペレットを得、7)該ぺレットを湿潤雰囲気下で含水させ、元の含水率を超え、1300ppm以下に調整することを特徴とするポリカーボネート樹脂ペレットの製造方法。【選択図】図1
請求項(抜粋):
微量のメチレンクロライドを含有するポリカーボネート樹脂から、メチレンクロライド含有量が低減されたポリカーボネート樹脂ペレットを製造する方法であって、 1)微量のメチレンクロライドを含有するポリカーボネートとして比表面積が0.008m2/g以上で、50質量%以上が200〜2,000μmの粒径を有する粉粒体形状のポリカーボネート樹脂を用い、 2)粉粒体形状のポリカーボネート樹脂を、酸素濃度が3容量%以下の不活性ガス雰囲気中を50cm以上落下移動させる不活性ガス処理工程、 3)不活性ガス処理された粉粒体形状のポリカーボネート樹脂をベント式押出機に供給し、混練ゾーンにおいて、電気伝導度が30μS/cm以下である水を、ポリカーボネート樹脂100質量部に対し0.1〜2質量部注入する工程、 4)押出機の水注入部より下流側に設けられたベント口を減圧状態にして吸引することにより、溶融状態の樹脂から前記水と共にメチレンクロライドを吸引除去すると共に、樹脂中の水分濃度を10〜200ppmに調整する工程、 5)押出機のダイから押し出されたストランド状の溶融樹脂を電気伝導度が30μS/cm以下である水中に導入して冷却する工程、 6)ストランドを70°C〜130°Cの範囲でカッティングし、水分を10〜200ppm含水するペレットを得る工程、 7)得られた、水分を10〜200ppm含有するペレットを湿潤雰囲気下に置くことにより更に含水させ、含水率を、ペレットの元の含水率を超え、1300ppm以下に調整する熟成工程 を含むことを特徴とするポリカーボネート樹脂ペレットの製造方法。
IPC (4件):
B29B 9/06 ,  B29B 9/16 ,  C08G 64/40 ,  C08J 7/02
FI (4件):
B29B9/06 ,  B29B9/16 ,  C08G64/40 ,  C08J7/02 Z
Fターム (48件):
4F073AA22 ,  4F073BA26 ,  4F073BB02 ,  4F073CA63 ,  4F073CA72 ,  4F073DA09 ,  4F073EA11 ,  4F073HA06 ,  4F201AA28 ,  4F201AC01A ,  4F201AH33 ,  4F201AH56 ,  4F201AK02 ,  4F201AM27 ,  4F201AM30 ,  4F201AR06 ,  4F201AR20 ,  4F201BA02 ,  4F201BA04 ,  4F201BC01 ,  4F201BC02 ,  4F201BC12 ,  4F201BC19 ,  4F201BK13 ,  4F201BK36 ,  4F201BL08 ,  4F201BL13 ,  4F201BL25 ,  4F201BL29 ,  4F201BL43 ,  4F201BL48 ,  4F201BN12 ,  4F201BN21 ,  4F201BN37 ,  4F201BN39 ,  4F201BN42 ,  4F201BQ15 ,  4F201BQ53 ,  4J029AA09 ,  4J029AB05 ,  4J029AE01 ,  4J029BB05 ,  4J029BB10 ,  4J029BB13 ,  4J029HC01 ,  4J029HC03 ,  4J029KH01 ,  4J029KH05

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