特許
J-GLOBAL ID:201203055622486903

ガラス溶融物の速度および厚さ分布が改善されたオーバーフローダウンドロー法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 柳田 征史 ,  佐久間 剛
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-238408
公開番号(公開出願番号):特開2012-096987
出願日: 2011年10月31日
公開日(公表日): 2012年05月24日
要約:
【課題】 楔形部分の上にトラフ形部分を備えた成形体、およびトラフ形部分の開放通路に接続された閉塞通路を画成する管を備えた装置を使用して、オーバーフローダウンドロー法により、3000mm超のサイズを有するガラス板を製造する。【解決手段】 管は、第1の部分601および移行部分603を有する。移行部分603は、第1の部分601の円筒端部に接続された端部と、トラフ形部分の開放通路の近接端に接続された矩形端部とを有する。第1の部分601の縦軸607が、移行部分603の矩形端部の中心よりも高い。これにより、トラフ上面の長さに沿ったガラス溶融物のはるかに均一な表面速度およびはるかに均一なガラス溶融物の厚さが得られ、その結果、より均一な厚さのガラスリボンが得られる。【選択図】図6
請求項(抜粋):
トラフ形部分および該トラフ形部分の下にある楔形部分を備えた成形体を使用したオーバフロー法によりガラス板を製造する方法であって、前記トラフ形部分が、トラフ底面に亘る第1のトラフ側壁および第2のトラフ側壁を有して、開放端を有する開放通路を画成し、該開放通路が中心面を有し、前記第1のトラフ側面が第1のトラフ内面、第1のトラフ上面および第1のトラフ外側面を有し、前記第2のトラフ側壁が第2のトラフ内面、第2のトラフ上面および第2のトラフ外側面を有し、前記楔形部分が、前記第1のトラフ外側面に接続された第1の楔側面、および前記第2のトラフ外側面に接続された第2の楔側面を有し、前記第1と第2の楔側面が下方に傾斜して、基部ラインで接合し、前記方法が、 (i) 溶融ガラスの流れを、閉塞通路を介して、前記トラフ形部分の開放通路へと該開放通路の開放端を通じて供給する工程、 (ii) 前記溶融ガラスを、前記第1のトラフ上面の少なくとも一部を越えて、前記第1のトラフ外側面に沿って下方に流して、該第1のトラフ外側面に亘り第1のガラスリボンを形成する工程、および (iii) 前記溶融ガラスを、前記第2のトラフ上面の少なくとも一部を越えて、前記第2のトラフ外側面に沿って下方に流して、該第2のトラフ外側面に亘り第2のガラスリボンを形成する工程、 を有してなり、 工程(i)において、前記閉塞通路および前記開放通路が、前記第1のトラフ上面のオーバーフロー開始地点で該開放通路の中心面に対して接線方向の垂直基準面にある前記溶融ガラスの流れの速度分布が、上四分の一の該溶融ガラスの平均速度が、トラフ底面の直ぐ上の下四分の一の平均速度より速いようなものであるように配置されていることを特徴とする方法。
IPC (1件):
C03B 17/06
FI (1件):
C03B17/06
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

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