特許
J-GLOBAL ID:201203076176497154
ランダム振動試験制御装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件):
光石 俊郎
, 光石 忠敬
, 光石 春平
, 田中 康幸
, 松元 洋
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-223766
公開番号(公開出願番号):特開2012-103240
出願日: 2011年10月11日
公開日(公表日): 2012年05月31日
要約:
【課題】振動制御における重要な情報である位相成分を含めた制御が可能なランダム振動試験制御装置を提供するにある。【解決手段】本発明のランダム振動試験制御装置は、目標時系列生成部302、目標スペクトル生成部303、応答スペクトル生成部304、駆動スペクトル生成部305、周波数系列処理部306、時系列復号処理部307、DA変換部308、AD変換部309を備え、ランダム振動試験の被試験PSDパターンに基づく真のランダム時系列信号を生成し、真のランダム時系列信号をFFT処理して目標スペクトル信号を生成し、目標スペクトル信号と振動加振機装置からの応答信号をFFT処理して得られた応答スペクトル信号とが一致する制御を行うことにより、目標と応答の時系列信号、瞬時PSD及び平均PSDのいずれの項目も一致する制御が可能となる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
振動加振機装置(310)にランダム振動信号を与えて、試験体の振動試験を行うランダム振動試験制御装置(300)において、
ランダム振動試験の被試験PSDパターン(301)から真のランダム時系列信号を目標時系列信号Ttとして生成する目標時系列信号生成手段(302)と、
前記目標時系列信号Ttから制御目標となる周波数系列の信号である目標スペクトルTfに変換する目標スペクトル生成手段(303)と、
前記試験体の加速度を検出するセンサーから得られた応答時系列信号を周波数系列の信号である応答スペクトルRfに変換する応答スペクトル生成手段(304)と、
前記振動加振機装置(310)を駆動する駆動時系列信号Dtを周波数系列の信号である駆動スペクトルDfに変換する駆動スペクトル生成手段(305)と、
前記応答スペクトルRfと前記駆動スペクトルDfとから伝達関数Gfを計算する伝達関数生成手段(1104)、前記伝達関数Gfの逆数である逆伝達関数IGfを計算する逆伝達関数生成手段(1105)及び前記目標スペクトルTfに前記逆伝達関数IGfを乗じて周波数領域での振幅と位相が補正された駆動フーリエスペクトルDrを生成する駆動フーリエスペクトル生成手段(1103)を備える周波数系列処理手段(306)と、
前記駆動フーリエスペクトルDrから逆フーリエ変換とオーバーラップ合成手法により駆動時系列信号Dtを生成する駆動時系列信号生成手段(307)と、
を備え、
前記目標時系列信号生成手段(302)は、
前記被試験PSDパターン(301)のスペクトル分布を有する位相がランダムなフーリエスペクトルを生成する手段(501)、
前記位相がランダムなフーリエスペクトルをIFFT変換(逆フーリエ変換)し、擬似ランダムと呼ばれる時系列信号を生成する擬似ランダム時系列信号生成手段(502)、前記擬似ランダムにハニング窓(Hanning Window)を乗じる処理(503)及び半フレーム毎の重ね合わせ合成する処理(504)により、真のランダム時系列信号を生成する真のランダム時系列信号生成手段(505)を備え、
目標ランダム時系列信号と応答時系列信号とが振幅、位相とも合致する制御を行うことを特徴とするランダム振動試験制御装置。
IPC (1件):
FI (1件):
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